台北 – 艋舺 龍山寺

台北 艋舺 龍山寺

台北 龍山寺

台湾を代表するパワースポットで清王朝の時代1738年に着工し1740年落成した台湾で最も古いといわれる寺院。龍山寺に祀られている神様は100以上に及ぶようだが、私たちが拝むことができるのは7人の神様で、海に囲まれた台湾だからこそもっとも信仰されている媽祖「天上聖母(航海漁業の女神)」、「関聖帝君(勝負商売の神様・三国志の関羽)」、「文昌帝君(学問の神様)」、「月下老人(縁結びの神様)」、「華陀(医療の神様)」など。ちなみに本尊は観世音菩薩。一つのお寺に複数の神様がいるというのはあまり日本ではないので非常に面白い。参拝時間:06:00〜22:00。



 

台北 龍山寺

MRT龍山寺駅の1番出口から艋舺公園を通って龍山寺に。

 

台北 龍山寺

お寺の右側にある門からお寺の境内に入ると長蛇の列。一番後ろに並んでまた右側の入り口から入っていきます。

右手にある「お線香とろうそく売場」で10元払うとお線香7本入りが買えます。

この日は1月1日だからなのか一人1本づつタダでもらえました。…いいのか悪いのか…。

 

台北 龍山寺

神様へのお供え物。

 

台北 龍山寺

参拝の手順は、

・お寺の門の敷居は踏まないようにし左足から入る。

・お線香を頭上に掲げ三回頭を下げる。

・自分の名前、生年月日、住所を伝えてからお願いごとをする。

 

日本では「二拝二拍手一拝」といって柏手を打ちますが、台湾では柏手は打たないそうです。

 

台北 龍山寺

以前龍山寺に来た時はあった各神様ごとに置かれてあった香炉がない?

線香がタダでもらえたり、香炉がおかれてなかったり、やっぱり正月は普段と違うのかな…?

 

台北 龍山寺

日本と同じくお守りも売っているが、おみくじはちょっと違う。

 

おみくじの引き方

台湾は海に囲まれた土地の為、媽祖廟(航海漁業の女神)があちこちにありますが、関帝廟、媽祖廟など道教寺でよく見られる「ポエ占い」とか「神杯(センペイ)占い」と呼ばれる方法で吉凶占いをします。

三日月型で朱塗りの「筊杯(jiaǒ bēi)」と呼ばれる神具の表裏の組み合わせで占いを進めていきます。
※筊杯は杯珓(Bēi jiào)、神筈(Shén kuò)と書かれている所もあります。
元々は貝殻を使っていたようで、

 

・陰面…平たい面。
・陽面…ふくらみのある面。

 

の組み合わせで、

 

・笑筊(冷笑)…二つとも陰面が上向き。…No。内容がはっきりしないとかまだ時が来てないとか。
・陰筊(怒)…二つとも陽面が上向き。…No。内容がよくないとか聞き入れられないとか。
・聖筊(聖)…陰面と陽面が上向き。…Yes。聞き入れられるとか時期がいいとか。

 

を表します。

 

占いの手順としては
①まずは筊杯を二つ取り、平らな面を合わせ、香炉の上で筊杯を時計回りに三回回します。

 

②名前と住所、生年月日を神様に伝えてからお願いごとを伝えます。

 

③次に筊杯を地面に落とし、聖筊が出たらおみくじを引き番号を確認します。聖筊が出ない場合は3回くらいまでなら投げていいようですが、あまりに聖筊が出ない場合は、願い事の内容を変え①からまた繰り返します。それでもダメなら日を改めた方がいいという示唆になります。

 

④聖筊が出ておみくじ番号棒を引き番号を確認したら、また筊杯を投げて聖筊が出たら「その番号でいい」という意味で、聖筊が出なければまた①からやり直します。あまりに聖筊が出なければ日を改めた方がいいという事を意味します。

 

⑤おみくじ番号棒を引き聖筊が出たら、その番号のおみくじを取り内容を確認します。

 

⑥おみくじのお告げの意味をしっかり確認したい場合は「解籤所」に行って解説を聞くこともできます。

 

同じく台北市内で関羽が祀られている「行天宮」でもこうやっておみくじが引けます。

 

台北-艋舺 龍山寺(台湾) 地図