中華晩餐
工場を出て大通り右手にある中華料理店に案内される。
大通りの風景。
上海や杭州、深圳(シンセン)など大都市は車社会化していて、自転車に乗っている人などあまり見かける事がなかったが、ここ東莞では自転車に乗っている人を多く見かけた。
食事が出てくる前にビニールに包まれているお箸やレンゲをまずお湯で洗う。
「えっ…。せ、清潔なんでしょ…?」
でも周小姐もロウ先生も至って当たり前のような顔をしてお箸や蓮華、器を洗っている。
それ用のお湯もテーブルに準備されているのでこれが常識なんだろう。と受け入れる。
大皿登場。
…ほら~。やっぱ大量に食べ残した~。
ロウ先生と僕でビールだけはドンドン空けていく。
アルコールが入って元々お喋りな口から色々な話が出てくる。 ロウ先生は中国語しかわからないので、 ノートを取り出して、 漢字を使っての筆談や挿し絵を混ぜながらの会話。 …繁体字も簡体字も日本の漢字も混じったメチャメチャな文字の羅列だが 思いは伝わっていく。通じない時は英語も混ぜるしイラストも描く。 …お互いデザインに携わる職業なのでハンドスケッチはお手の物だ…。
韓国ではこんな事、中国上海ではこんな事、香港ではこんな事、ドバイではこんな事…。
世界地図に色々な「やりたい事」を書き出していく。
…また世界で一つ… 思いが繋がっていった…。
東莞 広東省(China.)の地図