東寺真言宗「普天満山 神宮寺」
宜野湾-普天満山 神宮寺。琉球王国より特別の扱いを受けた琉球八社の一つ普天間宮を併置する東寺真言宗「普天満山 神宮寺」。1459年に第1尚氏王統第6代国王尚泰久(しょうたいきゅう)の命により普天間宮と共に建立された。550年以上の歴史があり、沖縄中部では最も古いお寺になる。
去年の年末から、県内の琉球八社にまつわる神社3つに行っていたこともあり、せっかくだから那覇市外にある八社のひとつ「普天満宮」に行ってみようという話になった。
…いや、正しくは行き当たりばったり。そういえばで思いついたに過ぎない。
場所自体は「県道81号 宜野湾北中城線」と「国道330号」の交わる普天間交差点傍にあり、まあ沖縄で車を持って生活してたら誰でも通るような幹線道路な上に、普天満宮はいつも激しくのぼりが立っているので、行った事がなくても場所くらいは誰でもわかるという感じのランドマーク的神社だ。
正月も2週間以上過ぎてるので「まあすいてるだろう」と思ったら1月16日にもかかわらず、駐車場は満車で臨時駐車場、車の誘導員が2人いて、渋滞の車は道路にはみ出している状態。
あれ、「天久宮」も仕事始めの4日の時点で参拝客はちらほら、「安里八幡宮」は誰もいない状況だったのに「普天満宮」だけどうなってんの?
なんなら大晦日の「波上宮」よりも混んでるんだけど…。
普天満山 神宮寺
臨時駐車場から「普天満宮」に向かうと手前に普天満山 神宮寺。
琉球時代に「普天満宮」を併置していた別当寺(神仏習合が行われていた琉球王朝時代に神社を管理するために置かれた寺)という事でちょっと覗いてみる事に。
ちゃんと手入れの行き届いた境内。
神宮寺では大晦日の受付時間(12/31 22:00~00:00)内に整理券を受け取れれば、参加費無料で除夜の鐘を突かせてくれる。
108人までという制限もないようなので記念に一度試してみるのもいいかも。
寺務所側の外に出ると…。
大師堂。
真言宗の開祖「空海」を祀る御堂ですね。
「本地普天満大権現」。
普天満権現は普天満宮の別名…。
何となくわかってるんだけど、いまいちはっきりわかってない…。
寺務所。
本尊は聖観世音菩薩 様となっている。
かなり立派なお寺だな。
神宮寺の正門、仏界では「山門(さんもん)」というらしい。
神宮寺では毎年10月、旧暦9月9日の後の週末に境内で「じんぐうじまつり(旧ふてんままつり)」というイベントを開いて地域との交流をはかっていて、火渡りをやったり、屋台の出店も10店ほど出すようだ。
…「普天間祭り」…。
聞き覚えがあるんだけど…
勘違いかな…。