国頭村 – 比地大滝
沖縄本島最大25.7mの落差を誇る国頭村の比地大滝。駐車場のある「比地大滝キャンプ場」から約40分のトレッキング・コースを歩いて行く。途中ぬかるんだ道や急な階段などがあるが、比較的整備が行き届いていて割と誰でも楽しめるコース。森林特有の涼しさの中、やんばるの森に自生する木々や生き物を見ながら散策でき、途中には水遊びできる場所があったり、トイレや山小屋もあるので、ゆっくりと時間をかけて散策するのがいいだろう。ただしやはり山の中なので、長袖長ズボン、滑りにくいシューズ、手袋、帽子などは着用しておいた方がいい。
比地大滝キャンプ場
比地大滝キャンプ場。ここが比地大滝に続くトレッキングコースの入り口で、最も近い駐車場(約15台)になる。
少し歩くが第2駐車場、第3駐車場もある。
やんばる国立公園なんだね。
比地大滝遊歩道入り口。
■入場料
大人500円、小中学生300円、幼児無料。
[国頭村民]
大人100円、小中学生50円、幼児無料。
僕たちは準備の甘いまま来てしまったので、ここで虫よけスプレー(600円)も購入した。
管理室の向かいには男女別々に分かれたシャワーがある。
比地大滝を見た帰り、全身汗まみれだったので利用させてもらいました。
シャワー料金:10分以内200円。
管理棟と一体になった「比地大滝カフェ」。
沖縄そば(700円)、かき氷(200円)、ぜんざい(300円)
コーヒー、オレンジジュース、マンゴージュース、アセロラジュース(各200円)、
コーラ、ウーロン茶、サイダー(各150円)
などを提供している。
窓の向こうの森と川を眺めながらのんびりするのもよさそう。
入場料を支払って建物を抜けるとキャンプサイトになっている。
沖縄でよく見かけるキャンプ施設、焼き場と水場。
キャンプ・サイトのすぐ傍には比地大滝からの川が流れている。
テントはこのキャンプ台の上に張る。
去年高知で本格的なキャンプを体験したけど、今のキャンプは本当にすごいよね。
■比地大滝キャンプ場・キャンプ料金
2,000円
[国頭村民]
1,000円
キャンプ台数:14台
比地大滝キャンプ場 オフィシャルサイト
https://hiji.yuiyui-k.jp/
比地大滝へ
キャンプサイトを抜けるとすぐそこに「比地川砂防ダム」。
さて、ここからが比地大滝遊歩道のはじまり。
遊歩道の脇にはあちらこちらに小さな滝があった。
このかたつむり、見た事ないくらいエメラルドグリーン。
どうやら比地大滝からの川に沿って登っていくんだね。
途中には土がむき出しの場所もあって、ぬかるんでいて滑ったりする。
水たまりになってて靴がぬれたりもする。
川遊びエリア。
オキナワキノボリトカゲ?
比地大滝つり橋。
つり橋だけあって、この橋の上で飛び跳ねると橋が揺れる。
大滝まで650m、管理棟まで660mってことは、遊歩道は約1310mあるって事だね。
遊歩道脇にはこういった小さな滝がいくつもあった。
遊歩道の途中にはトイレも設置されている。
やはり山道なのでアップダウンがけっこうある。
このやんばるの森には、特別天然記念物のノグチゲラや琉球キジバトなど多くの野鳥が生息する。
炭焼き窯跡。
まだ薪や炭が家庭の熱源だった時代、多くの炭焼き職人がこのやんばるの山に入って炭を作っていたようだ。
上流に行くにしたがって川の流れが激しくなってきた。
琉球列島だけに分布するリュウキュウアユ…。
鮎ってもっと澄んだ水にしか住めないと思ってた…。
オオウナギ…。
この川うなぎがいるの!
遊歩道唯一の休憩所。
この地域は携帯電話が使えると書いてあったので試してみたが、僕の携帯は電波を拾わなかった。
携帯キャリアによるのかな。
あと残り200mとはいえこの急な階段。
だんだん水の落ちる音が大きくなってきたと思ったら比地大滝が目の前に。
比地大滝の手前に巨大な石があり、
山側の道なき岩を登って行くと、
ここが遊歩道の最後で比地大滝の目の前。
ロープの向こうには行ってはいけない。
滝の落ちる川の下流側を見るとこの急流。
流れに巻き込まれると大怪我しそうだな。
ちなみにこの遊歩道で転倒などして救急車を呼ぶはめになってしまった場合、
レスキューが到着するのに1時間、
運び出されるのに1時間、
なんだかんだで病院に着くのには3時間はかかると管理棟で聞いた。
くれぐれもちゃんとした靴を履いて入山して欲しい。