香港 発展する香港の街 九龍
発展する香港の街・九龍。 以前、香港に来たのは1987/03。当時の印象としては 香港島が国際的なのに比べ九龍地区は中国の様相であり、崩れそうな雑居ビルと路上の露店、飲食店の店先にはチキンや豚がつるされ、チャイナタウン独特の匂いがどこに行っても漂い、 お世辞にもきれいとは言えない服装の人が町中にあふれている…。 交通ルールもあるのかないのか、慌ただしくカブや自転車が行き来し、人々の喋り声は甲高く喧嘩でもしているのかと思えるほどの喧騒…。 というイメージだった。 実際当時泊まっていたユースでルームメイトに「九龍に行ってくる」と言ったら 「気を付けろよ。」と警告された。しかし、現在の香港を形成する「香港島」「九龍地区」「新界(ニューテリトリー)」を みたとき九龍(カオルーン)は他のどの都市よりも近代的。 新界(ニューテリトリー)は整然とした郊外のベットタウン。といった印象だ。
香港エアポートエクスプレス
香港の西側にある香港国際空港(機場)から都市部へは空港からエアポートエクスプレスが走っていて 20分程度で移動する事ができる。
エアポートエクスプレスは
「博覧館 – 機場 – 青衣 – 九龍 – 香港」
と間の街をかなり 飛ばしていわゆるシティと空港の間を結んでいる。
チケットを買おうとして列に並んでいたら、係の女性がやってきて、
「急いでいるならチケットを買わずに列車に乗っちゃっていいわよ。」
と 言ってきた。
「え。どどーすればいいの?」
と聞き返したら写真のファスト・パスを渡され、
「降りてから清算したらいいわよ。」
との事。
…あ、はい、わかりました…。
とりあえず九龍で下車し、
エアポートエクスプレスの乗車賃を清算した。
…まずは地下鉄(香港MTR)の地図と街の地図が欲しい。
全く都市の概要が呑み込めない。
以前きた時とは空港も新しくなっちゃって場所も違うし、「危ない」と思ってた九龍は近代化してるし…。
もうこれは初めて来た土地と言っていいくらい過去の記憶が役に立たない。
MTR九龍駅の構内。
このタイプのゴミ箱兼灰皿は香港、中国共通。…結構街中で喫煙できるんだね。
シンガポールなら大変なことになるだろうけど…。
香港MTRスマホアプリ
香港でMTR(地下鉄)を利用するならこのアプリがとても便利。
[iPhone版]
http://itunes.apple.com/hk/app/mtr-mobile/id369295276?mt=8
[Android版]
http://www.appbrain.com/app/mtr-mobile/com.mtr.mtrmobile
乗る駅と降りたい駅を設定すると、行先までの料金や時間、乗継ぎ駅がわかるし 路線図があるのも便利。
■近隣国の同様の地下鉄アプリ
台北 …台北捷運 Taipei Metro (MRT)地下鉄スマホアプリ
発展する都市…九龍
1997/07/01が香港返還の日。
イギリスの置き土産として現在の香港国際空港が1998年に完成。
近代化を続ける九龍、新界(ニューテリトリー)。
…そういえば韓国、東大邱の駅前も大がかりな工事をしていて、 大きな駅前ビルを作っていたな。
すでに都市化が済んでいる東京や大阪はリノベーションや解体、建設のフェーズに入っているが、広大な前時代的低層住宅が広がる九龍や新界(ニューテリトリー)では高層近代都市化が急ピッチで行なわれているのだろう。
すでに高層ビル群が存在する香港島のそれは老朽化の様相を呈し、現代の建築基準では強度や景観に問題有とされそうなものが目立ってきている中、
香港の経済の中心は少しずつ「香港島北部」から「九龍」、ベットタウンはさらに内陸部に広がる 広大な新界(ニューテリトリー)へと移ってきているように感じる。
香港MTR(地下鉄)で香港島へ移動
今回のホテルは香港島北部、ビクトリア・ハーバー/維多利亜港に面する炮台山(Fortress Hill)にある。
まずは荷物を置きたいので中環(Central)まで行き、 地下鉄を乗り換えて炮台山へ。
地下鉄MTR構内も安全対策がされていて近代的。
地下鉄MTR内の路線図はランプで現在地がわかるので字が読めなくても大丈夫。
MTR炮台山駅を出て街を歩いていたら派手な車を見つけた。
炮台山(Fortress Hill)駅を地上に出たらこういった街並み。
ここが今回の宿泊先「城市花園酒店 香港(シティガーデンホテル)」。
ホテル周辺には高層マンションが立ち並んでいる。
一階がテナントになっていてスパーマーケットや不動産屋さん、飲食店などが入り、 高層マンションの向こう側は「維多利亜港(ビクトリア・ハーバー)」。
ビクトリア・ハーバーを隔てたその向こう側は中国への列車の起点となる「ホンハム駅(Hung Hom)」のある九龍南部エリア油尖旺区。