那覇 – みの家 天久りうぼう楽市店
1951年、米軍支配下の沖縄で、土地収用令によって強制接収され米軍の住宅街となっていたこの地が、1987年5月に全面返還され、以降徐々に那覇新都心を形成していく。僕のオフィスはこの新都心入り口の58号線沿いにあり、返還後も長い間金網の柵で囲われ雑草に覆われた土地だったのを覚えている。返還から10年後の1997年、そこに那覇中環状線が開通してからは開発が早かった。天久リウボウ楽市は新都心創世期の2000年10月6日にオープンし、今でもサンエー 那覇メインプレイスと並び、新都心の中心的商業施設として多くの県民に利用されている。
スーパーマーケットの天久リウボウを中心に、ダイソー、スポーツデポ、沖縄料理のみの屋、AUショップ、ベスト電器、ユニクロ、無印良品、イタ飯のカプリチョーザ、びっくりドンキー、リーガルシューズ、沖縄銀行が入居する複合商業施設「天久りうぼう楽市」。
僕の記憶の中では、今まで1店も退店してないんじゃないかな…。
コロナの今でも店舗の入れ替わりがない。
1階駐車場は空いている事が少ないので、基本的には迷わず2階駐車場に車を停める。
沖縄に100均が出だした頃、早い時期にここにダイソーが出店したので、なんとなく100均といえば「天久リウボウ楽市」と頭に浮かぶ沖縄県民は少なくないと思う。
100均で少し買い物をして店を出たら、ふと「みの屋」の看板が目に入った。
みの家 天久りうぼう楽市店
オフィスから近い事もあり、以前はちょくちょく利用していたが、最近は昼食もいろんな選択肢ができたので、しばらく来てなかった。
沖縄そば屋さん的な印象のある人も少なくないと思うが、ゴーヤーチャンプルー、豆腐チャンプルー、ナスの味噌煮、ヘチマの味噌汁、ふーチャンプルー、レバーもやし、てびちの煮付け、いなむどぅち(いなむるち)などの沖縄家庭料理から、生姜焼きやとんかつなども提供している。
…そばしか食べた事ないケド…。
いなむどぅち(いなむるち)なんて…。
他にどの店で食べられるんだろう。
いろんな食堂に行ってると思うけど、いなむどぅち(いなむるち)を提供している店って覚えがない…。
みの家 天久りうぼう楽市店 店内
なんて事を考えていたら、お腹も空いていないのにみの屋の店内に入ってしまった。
開店したばかりで、僕の他にはテイクアウトのお客さんが一人だけ。
ゴールデンウィークの土曜の11:00だし、まあ、空いててもおかしくないか。
とりあえず沖縄そば(580円)を注文する。
みの家 メニュー
みの屋さんって、40年も前からあったんだね。
みの屋は県内で数店舗出しているチェーン店。
今は数店舗だけど、多い時は10店舗越えていたと思う。
沖縄そば(580円)は、今となっては安い方になる。
ソーキそば(750円)、ゆし豆腐そば(630円)、てびちそば(750円)、中身そば(730円)など、やはり沖縄そばの類は充実している。
ゴーヤーちゃんぷるーセット(780円)やふーちゃんぷるーセット(750円)、ヘチマの煮込みセット(780円)などの沖縄家庭料理の定食も種類が豊富。
ごはんやお漬物は多め少なめって頼めるんだね。
そして単品は50円引きか。
ソーキの煮付け(880円)やテビチの煮付け(880円)も美味しそう。
全て税込みでやってるんだね。
煮付けや汁物も。
じゅうしいセット(780円)やゆしどーふセット(700円)も。
沖縄料理以外にもとんかつセット(780円)に唐揚げセット(780円)やかつ丼(760円)などもある。
でもまあ、ここでトンカツやカツ丼食べるか?って聞かれると、専門店に行きますってなるけどね。
みの家の沖縄そば
なんてメニューを眺めているうちに沖縄そば(580円)が出てきた。
かつお出汁がガツンと来るわけでもなく、トンコツがこってりって訳でもなく、ちょうどいいやさしいお出汁。
よく行く「あじゃず」や「三倉食品」、そばチャンピオンの「根夢(ごん)」などももちろん美味しいんだけど、さすがに40年続くみの屋も、これぞ定番の沖縄そばって感じでおいしいね。
テーブルセットもド定番。
中華屋さんみたいな伝票。
一番最後の「ちょい飲み(1,000円)」ってなんだ?
気になるぅ~。