那覇港 新港ふ頭 那覇ハーリー
那覇ハーリー会場・那覇港 新港ふ頭。琉球王国時代の1400年代からアジア諸国との交易が活発になった沖縄。国場川の河口西町(現:那覇ふ頭)と安里川の河口泊(現:泊ふ頭)を中心として港湾が発達したが、戦後の沖縄の復興に伴いより大型の港が必要となり、泊ふ頭の北側を整備拡張し最大水深14mの「新港ふ頭」ができた。
那覇ハーリーは毎年この新港埠頭で新暦の5月4日前後に行われることになっているが、これは伝統的に旧暦の5月4日に開催された事にちなむ。県内のハーリー大会は他にも「糸満ハーレー」や「港川ハーレー」「豊見城ハーリー」などいくつかあるが、那覇ハーリーは3日間で約20万人を集客する沖縄県内最大のハーリー大会となっている。
例年行事の那覇ハーリー。
特設ステージで音楽ライブをやっていたり、各種出店が立ち並んでいたり、一日の終わりには花火があがったりして大人も子供も楽しめるイベント。
開催日数は3日間と決まっていて、だいたいゴールデンウィークの休みに合わせてくるので、5/3、4,5の3日間になる事が多い。
沖縄の「中核国際港湾」新港ふ頭が会場なので、こんな感じでコンテナがあちこちにある状態で祭りは開かれる。
オリオンビールもブースを出しているので、そこここで宴会状態の団体も見かける。
ハーリーのイベント会場が泊いゆまちまで達するので、いゆまちの正面前の駐車場は急遽、テーブルと椅子とパラソルが大量に並べられ、いゆまちの刺身や天ぷら、会場の屋台のB級グルメを肴にビールのカップを重ねていく飲兵衛達で埋め尽くされていく。
ちなみに駐車場はないので車で来ようとするのは間違い。
毎年何時間も付近を車でうろうろし続ける大量の駐車場難民を見かける。
巡視船りゅうきゅう一般公開
第十一管区海上保安本部の「巡視船りゅうきゅう」が一般公開されていて巡視船中に入る事ができる。
…間近で見ると巡視船ってこんなにでかいんだ…。
毎年、第十一管区はハーリーに何らかの船の一般公開をしていると思うが、船種が多分毎年変わっているので取り敢えずリアル「巡視船」を見てみる。
船に乗ってもいろいろパーツがでかい。
さらに登る。
舩の後方の甲板では「レンジャーショー」をやっていた。
爬竜船登場。
ん? これ爬竜船体験乗船だね。
スピードがまるで遅い。
イベント会場の広場には遊園地にあるアトラクションの小型版や逆バンジー、大型トランポリンなども出店していた。
男の子二人はもちろん乗る。
ちょっと前まではチュロスの出店なんてなかったけど、やはり少しずつ変わっていってるね。
ひとしきり遊んだ後は小腹を満たす。
3歳児らしいじゃないの…。
港湾の海上では海上保安庁のヘリによる人命救助のデモンストレーション。
ヘリからロープを使って救助をしているんだけど、よく訓練されてるね。
僕も自衛隊を辞めてなければ、きびきびしてたんだろうな…。
那覇ハーリー 爬竜船体験乗船
ハーリー会場では「爬竜船体験乗船」もできる。
ハーリー(爬竜船競漕)では爬竜船の「漕ぎ手」は左右16人づつの計32人で、エークと呼ばれる櫂を漕ぐタイミングを合わせるために2人の「鐘打ち」、そして船の進行方向を決める舵を取る「舵取り」が2人、計36人が乗船する。
ハーリーで競漕する事の本来の目的は、海洋国家で貿易で栄えた琉球王国ならではで、航海の安全や豊漁を祈願すること。
爬竜船体験乗船っていうから、てっきり船を漕ぐものだと思っていたら、Kaiはまさかの「舵取り体験」。
…じゃ「鐘打ち体験」も?