那覇 – 県立博物館・美術館 おきみゅー

県立博物館・美術館(おきみゅー)

県立博物館・美術館(おきみゅー)

那覇新都心の那覇中環状線沿いにある沖縄県立博物館・美術館、愛称「おきみゅー」は2007年11月1日に博物館と美術館の複合文化施設として開館。前身は首里にあった「沖縄県立博物館」で美術館としては県内初の施設となる。常設の「博物館常設展」「美術館コレクション展」以外にも一年を通して「企画展、特別展」が開催されているので、いつ行っても違う催し物を楽しめる。


沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

バス停「県立博物館前」の真ん前に「県立博物館・美術館(おきみゅー)」の正面入り口。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

県立博物館・美術館の建物内に入ると、

 

博物館 屋外展示

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

「赤瓦の民家」や「穀物を保存する高倉」などが常設展示されている。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

穀物を保存する高倉。

湿気やネズミの害を防ぐ工夫がなされています。構造の違いにより沖縄式と奄美式に分かれます。この高倉は奄美式で昭和初期に建てられました。米俵を60俵ほど保存できます。…

 

米俵60俵って、結構入るんだ…。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

赤瓦の民家。

石垣の内側に設置される一枚壁(中垣)は「ヒンプン」と呼ばれ、敷地内が見えないようにする目隠しの意味合いの他に「魔よけ」の意味がある。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

「一番座(客間)」と呼ばれる正面で台所から一番遠い部屋。

ちなみに「二番座」は仏間。

間取りからして「地頭代(市長、村長)」の家の再現かな。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

台所。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

裏座は主に子女が過ごす場所で、ここは台所から一番離れていて「一番座」の後ろにあたる「一番裏座」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

■開館時間
火・水・木・日:09:00-18:00(入館は17:30まで)
金・土:09:00-20:00(入館は19:30まで)

■休館日
毎週月曜日
※ただし、月曜日が祝日及び振替休日又は慰霊の日の場合は開館し、その翌平日が休館。

(2021/01時点)

 

県立博物館・美術館おきみゅー 館内

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

建物内への入場は基本無料。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

「博物館の常設展示」「美術館のコレクション」、おりおりに企画される「企画展、特別展」の閲覧は有料。

ワンデーパスポートや年間パスポートなど色々なチケットがある。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

チケット売り場の向かいに「情報センター」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

「情報センター」では図書の閲覧ができる。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

建物は3階建て。

基本的にエントランスから入って左サイドが青の「博物館」、

右サイドの赤が「美術館」、

と住み分けされてるのね。

緑の部分は「共用スペース」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

エントランスホール。

右側が「美術館ギャラリー」、

左側が「博物館 常設展」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

3階に続く階段。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

「ふれあい体験室」。

テーマ的に「見て、聞いて、触って、五感を使って楽しめる」コーナーで、コロナ禍ではやはり閉鎖している。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

1階 ミュージアムショップ「ゆいむい」。

絵画のレプリカや織物、各手工芸品などを販売するショップ。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

広いエントランスホールでは企画展や特別展をやっていて、この日は、

エコ先進国スウェーデンで生まれた新素材「Re-board(リボード)」を使った棚。

の展示がされていた。

…段ボールを少し改良しただけの素材にしか見えないけどね…。

 

エントランスホールでは以前「ビト型ロボット・ASIMO」のデモンストレーションをやっていたり「恐竜の化石の展示」をやっていたりした。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

1階「博物館 常設展」。

■博物館常設展
一般:530円(20人以上の団体:420円)
高大生:270円(20人以上の団体:220円)
県外小中:150円(20人以上の団体:120円)
(2021/01時点)

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

1階右側が「美術館ギャラリー」。

■美術館コレクション展
一般:400円(20人以上の団体:320円)
高大生:220円(20人以上の団体:180円)
県外小中:100円(20人以上の団体:80円)
(2021/01時点)

 

3階フロア

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

エントランスホールから階段を上ると、

3階 博物館「企画・特別展示室」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

3階 共用スペースの「講堂」。

200人収容の劇場のような作りで、一般への貸し出しもしている。

以前ここで保育園のお遊戯会をみた事がある。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

2階 ミュージアムカフェ「 カメカメキッチン」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

 

美術館 屋外展示

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

新都心公園と隣接している中庭に出るとそこには「美術館 屋外展示物」。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

県立博物館・美術館(おきみゅー)は建物自体ももちろん芸術で「2008年のグッドデザイン賞」の他「日本建築家協会賞」や「アジア景観学会学会賞」など国内外でいくつもの賞を受賞している。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)の建物を出て、駐車場と建物の間に琉球調の建物が。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

中を覗くと鐘がぶら下がっていた。

旧大聖禅寺鐘(きゅうだいしょうぜんじしょう)。

本鐘は琉球王国時代、大聖禅寺に掛けられていた鐘です。1456年、尚泰久王の命によって製作されたもので、現存する琉球の鐘のうち、最も古い時期に制作された鐘のひとつです。1945年の沖縄戦で戦利品としてアメリカに渡りましたが、NPO法人琉米歴史研究会の尽力によって、1991年に返還されました。本鐘の「草の間」と呼ばれる部分に施された雷文(四角の渦巻模様)は、日本の鐘には見られない「琉球風邪」とも呼べる特徴です。

…そんな貴重な物、こんなところに置いといて大丈夫なの…。

 

沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」

約160台収容可能な駐車場(無料)。

 

県立博物館・美術館(おきみゅー) 地図