杭州ツアー二日目
杭州ツアー二日目。 浙江省の省人民政府がある街で、紀元前3,000年頃から人類が暮らした歴史があり、13世紀には世界最大の都市であり、中国八大古都の一つであり、三国志の呉の国王・孫権の出身地。現在の人口は650万人を超えている。杭州地下鉄がある。茶山が有名。 …昨日バスに乗り込むまで、杭州市がどこにあり、何が有名なのか全く知らなかったのに、少しこういった情報が入ってくると急に理解が深まる。 こういった事を西洋人から教わる。…しかしヨーロッパの皆様、なんでそんなに詳しいの…。…あぁ、そう、学校で習ったり、来る前に調べたのね…。そらそうだよね、中国語学んでるんだもんね…。大人として恥ずかしい。
杭州・浙江賛成賓館ホテルロビー。
また総勢80人のチェックアウトが始まるが、 ここはカードキーを渡しパスポートを返してもらうだけなのでスムーズ。
ホテルの前はこんな感じの通りになっている。
80人の外国人を乗せた杭州ツアー2台の大型バスは、次の観光地に行くべく杭州の街を通り過ぎていく。
杭州ツアー「西湖区・霊隠寺」
霊隠寺の「理公之塔」。杭州市西湖区にある霊隠寺は東晋・五胡十六国時代の326年に創設されたとされるお寺で別称「雲林寺」。
中国禅宗「五山十刹」の一つで年間300万人の観光客が訪れるようだ。
霊隠寺は中国が清の時代におきた「太平天国の乱(1851年~。別称:長髪賊の乱)」によりその大部分を焼失していて、 もともとの古い建物はほとんど残っていない。
その中でもこの「理公之塔」は古くから残っており、呉越時代に造られたとされる。
敷地内のいたるところでこういった岩壁を彫った石像を見る事ができる。
写真中央右側のもたれかかってる感じの仏様。
有名とのこと。
ちょっと…。いやかなり…。わかりにくいかな…。
線香をもらって火をつけ、東西南北に会釈をし鉢に刺す。
ロシア人の超美女がこれを真顔でやる。
…ん…。
ずっと見ていたい…。
約二時間の自由時間の後、ツアーバスに集合して次の目的地へ。
杭州ツアー 茶房にて
杭州はお茶でも有名なようで、杭州ツアーの一行は次は茶房に。
留学生の中にはもちろんアラブ人もいる。
宗教的なルールでHijab(ヒジャブ)を被っているのでもちろんすぐわかる。
喫煙仲間にけっこう可愛いアラブ人がいて、やはりイスラム教徒なので普段の留学生活の中でも食事に困るそうだ。
そういえば大学の近くにハラルレストランがあったな…。
今回の杭州ツアーでは、モスリムのためにわざわざテーブルを分けてくれていたし、結構配慮が行き届いている。
ここでのお茶は、茶碗に茶葉を一つまみ入れ、そのままお茶を注ぐ。
茶葉は日本人が知っている中国茶より大きめ。
これに湯を継ぎ足しで3,4杯いけるそうだ。
茶葉はやはり口に入ってくるのだが、 もちろん食べてもいいそうで、 実際軟らかくておいしい。
結局このロケーションでは杭州のお茶のデトックスの効能などの話を聞き、 最後はやはり
「ここでしか買えませんよ。今ならこれだけサービスします!」
とセールスに変わる。
日本人から言わせたら「…ふぅーん。。。」って感じだが、 西洋人は興味津々。
結構買っていく。
…いや、みんな若いから乗せられちゃっているだけかも…。
まあ、お茶文化が存在する日本人としては、
「…いや、荷物になるしわざわざここで買わないっしょ。」
と思いつつも、珍しい茶葉だったし美味しかったし、買ってもよかったかな…。
茶房を出て、次は昼食。再び中華料理の円卓。
今回の杭州ツアーで初めて男性のアメリカ人とオーストラリア人に会った。
というより西湖で一緒に迷子になって見知ってはいたし、 一言二言会話もしていたのだが(迷子だから相談する)、 国籍を初めて知った。
ちなみに今回の留学の期間で会ったアメリカ人とオーストラリア人はこの二人だけだった。
昼食の後、杭州ツアーのバスは上海に向かう。
上海の虹口に着いたのは19:00前。
…やべ、宿題やってない…。