台湾 猫空ロープウェイ(貓空纜車)
台湾 – 猫空ロープウェイ(貓空纜車)。2007年7月から稼働した全長4キロメートルの台湾の猫空ロープウェイ。方向転換のための駅が2か所あり左右にも曲がるし、上下の高低差も300mほどあるため、ロープウェイが降る時など、そのロープの角度を目の当たりにすると「大丈夫か~この角度~。」ってなる。しかもロープとゴンドラの接続部分をよくよく見ると結構接面が少ないのでより「大丈夫か~」となる。さらに開業当初故障が多発していたと聞いて「まじか~」。今のところクーラーがないので結構暑いし、140台ほどあるゴンドラの内数機は床面がガラス張りだという。
MRT文湖線を南下して終点、動物園站で下車し、
動物園駅出口から左手に歩けばロープウェイの駅がすぐ視界に入ってくる。
駅の右側に行けば駅のすぐそばに「台北市立動物園」がある。
猫空ロープウェイの「動物園站」の建物。
ロープウェイの駅は4つあるようだ。
券売機とか、学生割引(優惠)のデスクとかに大勢の人が並んでいる。
ん?悠游卡では乗れないのかな?と思い列に並ぶがやはり悠游卡だけでいけそうだ。
よくわからないので駅員らしき人に聞いてみると入場の列に並べと言われた。
悠游卡を持っていて、学生でもなければ券を買う必要も割引もないのでそのまま入場の列に並べばいいようだ。…3つも列ができてるから少しわかりにくい。
列の流れに沿って駅舎の三階までエスカレーターでのぼったところで悠游卡をピッとやってロープウェイに乗る。
アップダウンがかなりあり結構怖い。ロープウェイのゴンドラは8人乗りで、白人一人と僕と中国人のファミリーが一組同乗した。所要時間20分程度。
ソウルの南山ケーブルカーみたいに数分でも怖いのに20分のアップダウンは高所恐怖症気味の僕にはなかなかの恐怖(汗)。
4つある駅のうち降りられない駅もあり仕組みがよくわからないので最後の駅まで乗る事にした。
結構揺れる…。
猫空ロープウェイ「猫空駅」周辺
終着駅の猫空駅に到着。
猫空の駅前。
猫空駅の周辺にはこ洒落たカフェやレストラン、台湾風の食堂などがありとにかく暑いのでそのうちの一つのカフェに入りソフトクリームと共にクーラーでくつろぐ。
猫空は台湾茶の産地として有名で、こんな山の景色が楽しめる。
また、散策道もありトレッキング(山歩き)をしに訪れる人も多い。
トレッキングついでに銀河洞まで行く事もできる。
19世紀中頃から20世紀まで台湾茶の貿易で栄えた迪化街商圈で取引されたお茶の中にはこの猫空で栽培されたお茶も含まれていたのだろう。
小一時間ほど猫空駅周辺を散策して下山する事に。
あ…、やっぱ僕、少々高所恐怖症(恐高症)の気があるわ…。怖っ!
国立台湾大学(國立臺灣大學)
MRT松山新店線の公館駅を降りると駅に隣接して国立台湾大学がある。
台湾大学内、舟山路。
国立台湾大学は日清戦争(1894年・明治27年)により清国より割譲された台湾の日本統治時代の1928年に「台北帝国大学」として設立された。
日本国内に7校(東京、京都、東北、九州、北海道、大阪、名古屋)、当時の日本の植民地、韓国の京城に1校、台湾に1校、合計9校設置された帝国大学のうちの一つで、戦後も「帝国」の文字を取って「国立台湾大学」として台湾の最高学府と位置付けられている。
ちなみに韓国の京城帝国大学は戦後アメリカ軍によって閉鎖されたが、その後、その敷地や施設を活用し現在のソウル大学が新設されている。
国立台湾大学図書館。
大学キャンパスの北側に「外語教学暨資源中心」。
中国語語学留学などだとこの辺の建物に教室があるんだろうな。
なんて考えながら歩いてたら突然の豪雨。
たまらず「国立台湾大学社会科学院図書館」の広い軒下で雨宿り。
僕の他にも数人の台湾人が雨宿りをしていた。
傘がある人は、ある程度雨脚が弱まったタイミングで出ていくが、
傘を持ってない僕ら数人はかれこれ1時間ほどここに釘づけにされた。
雨宿りをしている間に「雨雲レーダーアプリ」をダウンロードして、この雨がいつくらいに止むのかを調べてみると…「深夜23:00」…。 しかたない、濡れてくか…。
Google mapで最寄りの駅を調べると大安站。結構あるな…。でもまあ、大通りさえ渡ってしまえば歩道には大体屋根があるので雨を避けて進む事ができそうだ。
(後で気づいたのだが台湾大学の北側の最寄駅は「科技大楼站」)
西門に戻り4時過ぎに遅い昼食をとる。牛排套餐(ステーキセット)NT300(約1,120円)。