台湾 – 台北市 新荘区 MRT迴龍駅

台湾 台北市 蘆洲区 MRT蘆洲駅

台湾 新北市 蘆洲区 MRT蘆洲駅

MRTオレンジの中和新蘆線、西の端の北側「蘆洲站」。(中和新蘆線は西の終点が「大橋頭」で分岐していて、南側の終点は「廻龍站」。)段々目的というか行為というかが、各路線の終端駅に行ってその駅周辺をうろつく。…になっていってるが、ここまで来たら続けてみよう。全線の前終点駅を制覇するのは、それはそれで面白そうだ。


 

台湾 台北市 新荘区 MRT迴龍駅

台湾 新北市 新荘区 MRT迴龍駅

ここは台北市と基隆市を取り囲むようにして台湾の北端を占める「新北市」の新荘区のMRT迴龍駅。

2025年に開通予定の「MRT萬大中和樹林線」と接続される予定の駅で、さらに「MRT桃園エアポート線」とも接続される予定がある。

 

台湾 新北市 新荘区 MRT迴龍駅前の地図

MRT迴龍駅周辺に一応どこにどんなものがあるかはチェックする。

MRT迴龍駅周辺で有名なのは「楽生療養院」という台湾で初めてハンセン病の治療と隔離をするための専門施設で、日本統治時代の1930年に設立されたもののようで、楽生療養院ができる前まで、この辺りには人は済んでいなかったそう。

んじゃ、この辺の街ってまだ100年の歴史もないんだぁ…。

話は「楽生療養院」に戻ってその施設は一時期1,000近くの病床数を持ち、院内の療養施設は60棟に及び、病院、療養所、コミュニティー施設の他に、理容室、食堂、保育所、児童療養所、運動場、図書館、講堂、工場、宗教関連施設までも揃える療養院となっていた。

…でっかい大学か小さな町って感じだね。

今はハンセン病の特効薬が開発された事によって患者数は200前後まで減っているらしいんだけど、「楽生療養院」はその歴史的価値によって台湾政府文化部より「台湾の潜在的な世界遺産」の一つに選ばれているようだ。

 

台湾 新北市 新荘区 MRT迴龍駅前を走る中正路

MRT蘆洲駅前を走る中正路。

 

台湾 新北市 新荘区 MRT迴龍駅前を走る中正路

台湾 新北市 新荘区 中正路沿いの商店街

もう午後の15:00過ぎなんだけど、結構閉じられたシャッターが目立つ。

MRT駅近くの交差点のその先ですでにこんな様子。

 

魯肉發無刺虱目魚粥

台湾 新北市 新荘区「魯肉発無刺虱目魚粥」の店内

この交差点を渡った角にあった食堂「魯肉發無刺虱目魚粥」に入る。

…料理の名前って難しい。滷肉飯(Lǔ ròu fàn)とか麻婆豆腐、回鍋肉、火鍋(鍋料理の総称)、饅頭などのメジャーな食べ物や料理の総称は覚えているが、実際は「●●火鍋」とか「××炒飯」とかメニュー名で呼ばれる。

虱目魚とは日本でサバヒーとかミルクフィッシュとか呼ばれる魚で、台湾ではよく食べられるニシンみたいな見た目のお魚で、無刺とは骨なしとかトゲなしを意味する。

この店ではちょっとした失敗をした。

 

食堂や熱炒では、メニュー表にチェックして注文するスタイルに慣れていた中、この店は料理しているお母さんに直接頼む方式。

僕は滷肉飯(ルーローファン) だけでよかったんだけど、

お母さん 「おかずはどうする?空心菜炒めでいい? 汁物は? ●●汁がおいしいよ。」

と元気よく聞かれる。

 

勢いに押されついつい

僕 「好好,那就這樣吧(はい、そんな感じでいいです)。」

と言ってしまった。

いままでお勧めされて注文した経験がなく、自分から頼んでいたのもあり注文しすぎてしまった…。

 

こうなったのにはもう一つ原因がある事を思い出した。

 

台湾では滷肉飯(ルーローファン)などは日本で言えば「ご飯(ライス)」に相当し、おかずや汁物と一緒に食べるのが普通なのだ。

僕は今まで滷肉飯(ルーローファン)を「牛丼を食べる」感覚で見てしまっていて、単品で食べるのに慣れていたから勝手に勘違いして忘れていたのだ。

お母さんの「おかずは?汁は?」という疑問は台湾の人からしたら至極当たり前。

 

台湾 新北市 新荘区「魯肉発無刺虱目魚粥」の料理

…でも結果、食べられる量でよかったぁ。

しかもかなり美味し~い。

 

新荘区 MRT迴龍駅(台湾新北市)