沖縄都市モノレール線 ゆいレール
沖縄都市モノレール線・ゆいレール・県庁前駅。ゆいレールは2003年8月10日、那覇空港と首里間を結ぶ沖縄唯一の鉄道機関として運行が開始された。沖縄が日本に返還される一か月ほど前の1972年4月に初めて「鉄道の必要性」が提起され、1975年には「モノレール」の線で話が進められてきたが、そもそも車社会の沖縄でバスにも乗らないのに鉄道が必要か?という議論は長い間繰り返されていた。1990年頃でも「中学生が学校に行くのに友達と100円づつ出してタクシーに乗る。」といった時期があったし、空港と首里の間だけ結んでも生活導線上、恩恵を受ける人口がどれだけあるのかというのも問題だったりした。開業後しばらくは運営会社の「沖縄都市モノレール」の赤字も結構ニュースになっていた。でもま、結局は観光資源になってたり、時間と共に利用者は増えていった。※2021/03現在、駅は「てだこ浦西駅」まで沿線されている。
ゆいレールが開業して7年とちょっと。
4歳、6歳、8歳の3人で、モノレールに乗れるか試してみた。
まあ、実は保育園とか小学校の野外活動で彼らは既にゆいレールに乗ったことがあるらしく、今日初めてゆいレールに乗るのは僕一人なんだけどね…。
ワンチャン俺が乗れない説も…。
…んなわけないか。
ちゃんと切符を買って、首里向けのプラットフォームにたどり着く。
…何に見とれてるのさ?
沖縄には鉄道はゆいレールしかないし、日常生活で使う機会もないんだけど、余裕の表情。
モノレールが駅に入って、彼女たちも席を立ち、乗り込む構え。
…と思ったら見送るんかい!
ゆいレール県庁駅前駅って、駅名は「県庁前」なんだけど県庁前にはなく、パレット久茂地というデパートの久茂地川側にある。
この辺りはテレビ局や新聞社、銀行の本店、県議会、那覇市役所など大きな企業や組織が集まるエリアなので、一定の利用者はいるんだろうね。
2本目のモノレールがやってきてやっと乗車。
さっきの見送りはいったい何…。
やはり列車と言えば窓からの景色だよね。
無事に目的地に到着。
3人めちゃバラけてんだけど大丈夫か?
8歳と6歳が4歳児を放置しちゃってるんだけど…。
「沖縄には鉄道がない。」
「軌道交通機関がない。」
というのは沖縄県民も、沖縄に観光に来た人もみんな知っている事だけど、実は第二次世界大戦の沖縄地上戦でなくなっただけで、大正時代から1945年までは、軽便鉄道や路面電車、馬車鉄道などいくつかの軌道交通機関はあったし、軽便鉄道はさとうきびなどの物流上、大きく役立ってもいた。
利用範囲の狭い路面電車や旧式で馬力の弱い馬車鉄道は、機動性の高い「バス」によって淘汰されたようなところもあったようだが、地上戦がなかったら自然淘汰を繰り返しながら沖縄でも軌道交通は発展したと思われる。
戦後、米国統治下の沖縄では鉄道以前の話で、道路の整備が優先された。
まあなんとか改札も通過。
事前に車で迎えに来ることになっていたMamaを待つ間、建物のヘリに乗って遊ぶ。
その後、いつもの組踊公園に移動して遊ぶ。
射撃に夢中の娘ちゃん。
この8年後、実弾射撃をする事になるとは、この時点では全く想像もしてなかったよね。