サイトアイコン 世界を旅するフォトブログ

中国杭州 – 浙江大学 訪問

中国 杭州 浙江大学 訪問

浙江大学ロビー。
視察二日目。今日は「二維火」というスマホのアプリを提供している企業の視察をして、浙江大学に浙江省と企業、大学が進める未来プロジェクトの話を聞きに行き、大学のインキュベーター施設に入っているベンチャー企業と会食、その後上海-杭州高速鉄道で上海に移動。宿泊は上海パシフィックホテル(金门大酒店)という予定になっている。


 

杭州 海華満隴度仮酒店の朝

ホテルの名称に「度假(=バケーション、リゾート)」と付くだけあって広々ゆったりしているので、朝は早めに起きて周辺を散策する。

11月なので少し肌寒いが思ったほどではない。

今回、念の為にコートを持ってきたのだが、正直スーツのジャケットで充分だった。

 

杭州海華満隴度仮酒店・朝食。

 

完全なコンチネンタルスタイルで、中国テイストの混じらない朝食。お粥とかザーサイとかもないんだね…。

 

杭州 企業視察開始

昨夜顔合わせをした「二維火(Èr wéi huǒ)」という飲食店向けのアプリを開発する会社に訪問した。

システム一つで食材仕入、スタッフ募集、調理器具手配、会計、予約管理、クーポン発行等のプロモーションなど飲食店経営に関する一式がワンストップででき、ユーザーからすればクーポン獲得、予約、注文、支払いまでこちらも一括でできるというもの。

この時点では僕は日本でこういった完全ワンストップでこなせるシステムは見た事がなかった。

しかも中国の面白いところなんだと思うが、ユーザーの伸びがすごく、一日万人単位で増えていってるという。それでも会社側からすると満足いっていないそうだ。

 

午前のスケジュールをこなし、昼食へ。

この4日間で杜国のいろんな話を聞いた。中国人はIDで収入もホテルの予約さえも管理されているとか、この一年で街から現金が消え、店でも屋台でも支払いは全てWe chat payやAlipayになっている事とか、IT人材の給料の上昇が止まらず、今となっては日本からのオフショア仕事は見合わなくなっているとか。

僕たちが面白がってこのお店の決済もWe chat payでやってみて~と頼むとやり方を見せてくれた。偽札が多く出回っている中国だからこそWe chat payが普及したのだそうだ。

この出会いからその後、杜さんとは沖縄でも再開する事になる。

杭州 浙江大学

西湖区に1897年に求是書院として設立された中国でも歴史がある大学で、全国31校しかない副部級大学(国家重点大学のうち中国共産党中央により直接支配される大学)の1つ。

この大学を訪れ、中国の産学官が目指す未来について話を聞く事ができた。

 

浙江大学のキャンパスの模型だが、まだ全ては完成していないとのこと。

 

この後は浙江大学がインキュベートしている企業の視察をした。

 

杭州 インキュベーターと会食

こういった旅は宴会がつきものだが、この夜はインキュベーター達との宴席となった。どの席でも必ず出てくるのが「白酒(báijiǔ)」。日本の白酒とは違い、透明でアルコール度の高いいわゆる焼酎。おもてなしに欠かせないお酒なのだが結構くる…。

白酒と対極にいるのが「黄酒(huángjiǔ)」。代表的なものとして紹興酒があり、濃い黄色が特徴。

昔は北方の人は白酒を好み、南方の人は黄酒を好むと言われたが、今は関係ないそうだ。ここは南方の浙江省の省都である杭州市。黄酒は一回も出てこなかった。

 

上海-杭州高速鉄道

杭州のインキュベーター達との宴席の後、急いで上海に移動する為に「上海-杭州高速鉄道」の駅に向かう。パスポートを見せ入場。中国人だとIDカードの提示が必要。

 

空港みたいな駅内部。人間の数も半端ないな…。

 

プラットフォーム。何とも近代的だね。

 

杭州東駅から上海の虹橋駅に向かう。片道117元(約1,857円)。

 

前回大学のバスで移動した時は約3時間かかったが高速鉄道だと約1時間で到着。

距離約160km、毎日両都市間を移動する列車は150本もあるという。

 

上海パシフィックホテル(金門大酒店)

上海、人民広場に面した老舗のホテル「ジンジャン パシフィック ホテル」。

 

エレベーターも回転扉も全て古き良きままの租界時代の雰囲気のレトロなホテル。

 

ホテルに荷物を降ろしてまた4人で飲みに夜の上海に出掛ける。

杜さんとの話は尽きない…。

 

外灘周辺の現在の宿泊施設情報



Booking.com

 

上海パシフィックホテル・金門大酒店(中国)地図

モバイルバージョンを終了