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台北 – 温泉の町「新北投」

台北市 温泉の町「新北投」

日清戦争があった1894年、ドイツ人の硫黄商人によって台北市の北西にある北投に温泉が発見され、日清戦争に負けた清王朝から台湾の割譲を受けた日本が翌年の1895年4月17日から台湾の統治を始め、大阪商人により北投に台湾初の温泉旅館「天狗庵」が建てられたのが「北投温泉」の全ての始まり。その後日本軍の負傷兵の保養地となってから温泉街として大きく発展を遂げた。しかし日本敗戦に伴い台湾は日本から中華民国に返還(1945年10月25日)された後中華民国政府は「公娼制度」を北投温泉に適用したため北投は売春宿の街となってしまう。1979年に公娼制度が廃止されてから温泉街としての北投はだんだん人々に忘れられていった。現在の北投温泉の形ができたのは1997年に北投温泉公共浴場が「第三級古跡」に指定され、台北政府が改修工事を行ない「温泉博物館」として復活させた事による。



 

台湾を代表する温泉リゾート新北投を散策。「地熱谷」「梅庭」「北投温泉博物館」「台北市立図書館北投分館」「復興公園の足湯」「北投市場」など無料で入れる施設もたくさんあり、格安で入れる「瀧乃湯温泉(NT$150)」も。お洒落なカフェもたくさんあるのでできれば一日使って回りたいエリア。

 

新北投駅の構内。

オブジェがかわいい。

 

新北投の駅前。

 

サインボートを見ながら歩くというよりは、みんなまず地熱谷に行くようで、人の流れに乗って歩いて行く。

 

この商店の並ぶ広場から奥に進むと「地熱谷」がある。

 

地熱谷。…別名「地獄谷」「鬼の湖」。

酸性硫黄温泉の源泉。北投の源泉の一つ。

 

温泉の町「新北投」って感じだね。

 

地熱谷の奥にある小さな滝。

 

温泉卵15元(≒55円)。

観光地なのになんてリーズナブル。

 

梅庭。

于右任の別荘だった日本式建築の建物で今は無料で公開されている。

「于右任」は戦乱の清朝末期頃活躍した人で上海で復旦大学や上海大学を創設し、新聞を発行し、中華民国の要職にも就き、中国国民党第1期中央執行委員にもなった人。

 

額縁の長いお鬚のおじさまが「于右任」。

 

 

北投温泉博物館

こちらも入場無料。

 

北投の温泉は日本統治が開始された間もない頃に日本人が温泉旅館を建てた事に始まり、その後日本軍傷病兵の療養所が作られた事で温泉街として一気に発展していった。

そのためかどっか明治時代の日本の雰囲気が漂っている。

 

この北投温泉博物館の建物は、元々は1913年に北投公園と共に完成した「北投温泉公共浴場」という公共施設だったのだが後に一時期すたれて廃墟となっていった。

 

 

台北市立 図書館 北投分館

ここも入場無料。

開館時間

火-土曜日:8:30-21:00。

日-月曜日:9:00-17:00。

 

広い階段に座って読書をする人も。お洒落じゃん。

 

室外のテラスにも机がある。

レトロおしゃれで静かで、景色もいい図書館。

 

今度機会があれば、新北投に逗留してこの図書館で一週間くらい中国語付けになってみたいなと思う。

階段で読んだり、室内で読んだり、本棚の前で立ち読みしたり、音読したい時はテラスで読んだり…。変化をつければ一日いれそう。

 

新北投の現在の宿泊情報



Booking.com

 

 

新北投 吉野家

吉野家とマックに分かれて昼食を取る。

 

台湾の吉野家は紅ショウガをはじめ、日本の吉野家とはちょっと違う。

基本みんなセットで頼んでいたが、セットの内容も日本とは違う。枝豆とか…。

 

単品の牛丼中盛一杯90元(≒329円)。

 

マックにMamaとNonを迎えに行く。

 

ここでハプニング。

Mamaが悠遊卡をなくす。

 

探しても見つかりそうもないし、残りの行程も少ないので切符を買って対応しようとしたら出てきたのはトークンだった。

 

台北駅地下街。

 

桃園空港出発ロビー。

IOはスマホの使い過ぎで急いで充電。

 

搭乗ゲート。

なかなか駆け足ながら充実の2020年、正月でした。

明日から学校、仕事っていうね…。

 

温泉の町 新北投 地熱谷(台北市)地図

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