那覇 沖縄そば 78食堂
那覇市曙1丁目、臨海寺や居酒屋イカリ亭のある通りの角地、昔ココストアというコンビニのあった跡地に「78食堂/なは食堂」という沖縄そばのお店がある。知る人ぞ知るというか、地元の人でもあまり知らない食堂。2020年の年末頃までは、のぼりや看板を出して「あ、食堂できたんだぁ」って「ありますよアピール」をしていたが、2021年に入って面倒くさくなったのか、看板ものぼりも出さなくなったため、認知のされようがなくなった。※2021/06現在 閉店しています。
那覇市曙1丁目「臨海寺」
那覇市曙一丁目、一軒家の立ち並ぶ住宅街に琉球王国時代の琉球八社のひとつ「沖宮」を管理するための別当寺だった臨海時がある。
山号は沖乃山。宗派は「東寺真言宗」。ご本尊は「薬師如来」。
琉球王国時代は三重城に渡る長堤の途中に置かれ、那覇埠頭(現:西町3丁目)にあった沖宮を管理していたが、明治時代、長堤の西の海側の埋め立てに伴い垣花町に移される。その後沖縄戦により焼失、しばらくの時を経てこの曙に再建された。
なお、琉球処分後、琉球王府の執っていた「神仏習合」の慣習を禁止した明治新政府の「神仏判然令(神仏分離令)」により沖宮とは分離されている。
那覇市曙 沖縄そばの「78食堂」
そんな臨海時がある通り沿いのこの奥間ビルの一階に「78(なは)食堂」がある。
しかし… 2本だけ出しているのぼりもダレちゃって意識的に注意して見ないと読めない。
正直場所の説明も難しい。
「臨海時の通りの…。」
…「琉球八社」とか好きな人は沖宮がらみで分かると思うが、地元の人でないとどうなんだろう。
「お肉直売の日琉株式会社のはす向かいの…。」
…この直売所も営業してる感がないので…。地元の人ならきっと…。
「昔の曙の火葬場通りの入り口の…。」
…今は火葬場通りって呼ぶのかな…ググっても出てこない。
「居酒屋イカリ亭の隣の…。」
…この居酒屋もきまぐれで開けるからな…。
一番通じるのは
「昔曙のココマートがあったところ。」
かもしれない。
ちょっと前までは、店の前に看板やのぼりを出していたんだけど、最近はずっとこんな感じ。
ぎり壁と入り口にチラシが貼られているが目立たない。
この営業してるかどうか分からない感、ちょっと入っていきにくいでしょ…。
お店の中に入っても「いらっしゃいませ~」とかはあったりなかったり。
通常はこの券売機の横にお弁当が並べられているが、並べられてなくても注文すれば作ってくれる。
お弁当はみそ汁付き。
手作り弁当400円。
軟骨ソーキそば(並)380円。
ジューシー120円。
焼き餃子(8個)290円。
タコライス500円。
カレー500円。
ミートソース500円。
どうこう言うつもりはないが、この組み合わせは今まで全く見た事がない…。
逆にミートソースとタコライスとカレーは食べてみたくなる。
とりあえず券売機で「軟骨ソーキそば(並)」を買って、
「すみませ~ん、お願いしま~す。」
と奥に向かって声をかける。
人はちゃんと出てくる。
チラシのデザインもそれなりにカワイイ。
ちなみに営業時間は朝6:00~午後14:00。
そう待つこともなく「軟骨ソーキそば(並)380円。」
与那原そば本舗「三倉食品」のボリューム感や、沖縄そば選手権チャンピオン「そば処根夢」のお味は望めないが、量も極端に少ないわけでもなく、ちゃんと普通に美味しい。
最近どのお店も少しづつ値上げしていってるから、僕の知る限りではソーキそば最安値。
小腹がすいた時にはまた来たいと思う。
餃子はこんな感じで8個出てくる。まあ市販の既製品かな。ただ焼き加減はいいかんじ。
…オーナー、潰れて欲しくないんでせめて「看板とのぼり」出しましょうよ。
外から見て電気がついてるかどうかで開店してるか閉店してるか判断してるんですよ。