新北市板橋区 シングル イン台北
シングル イン台北(Single Inn Taipei/単人房)。新北市板橋区内だけで動く事にしていたので取ったホテル。MRT府中站2番出口から徒歩約3分。清潔感はある。たまたまなんだろうけどこのホテルの2人のスタッフとそれぞれ小さなエピソードが生まれた。
新北市 板橋区 シングル イン台北
MRT府中駅を出て、Google Mapを頼りに2ブロックほど歩いて、お洒落なフレンチトースト店(FRENCH TOAST FACTORY 府中旗艦店)の角を曲がると、すぐ隣に「シングル イン台北(Single Inn Taipei/単人房)」はあった。
チェックインタイムは15:00。
まだ11:00前で、預けるような重い荷物も持っていなかったので、場所だけ確認して附近の街を散策する。
板橋町学校の脇の北門街から西門街、館前西路、府中路と見て回り、小吃店で餛飩麺(ワンタン麺)を食べ、府中駅周辺で過ごす。
この辺りの街は、リゾート地の「淡水」や若者の集まる「西門」、都市部「忠孝敦化」、新興都市「信義」となどと違い、人が多く、道が狭く、古い建物と新しい建物が混在する、ごちゃごちゃした
「都会に住む人間の素の生活の場。」
という印象だった。
悪い意味じゃないし、嫌いでもない。
15:00になったのでチェックインする。
[エピソード1]
男性スタッフからホテルの設備や利用方法の説明を受けたのだが、最初は注意書きの書類を見ながら英語で説明を始め、
「フロアで男女別れてます。」
「共同バス、レストランは最上階です。」
などと進んでたのだが、途中から段々説明が中国語混じりになってきて、僕が英語でも中国語でもいちいち相槌を打ち「分かりました感」を出すからか、最後は完全に中国語になっていた。
説明の途中から二人ともそれをおかしく感じていたのだが、視線は資料に向けられているので顔は見えない。
最後の彼のセリフは自信満々で、
「祝您旅途愉快(どうぞごゆっくり)。」
説明が終わって顔を上げた時、お互い顔を合わせニヤけていた(笑)。
いや~、今まであちこちのホテルやゲストハウスに泊まってきたけど… ホントこんな事初体験。
一泊朝食付きTWD 719(約¥2,515)。
男性フロアへは右のエレベーター。
女性フロアへは右のエレベーター。
止まるフロアが違う。
シングル イン台北1階ロビー。
窓際のカウンターテーブルでパソコンを使って仕事をしたりもできるようだ。
シングル イン台北の客室。
このホテルは全て個室でバス、トイレは共同。
ただ個室とは言っても、通路側の壁の上側が空いていて音が通路に筒抜けになるので、あまり大きな音は出せない。
テレビもイヤホンでのみ聞く事ができる仕様。
大浴場の更衣室。
大浴場。
とても清潔な感じ。しかし24時間いつでも利用できるわけじゃないので要注意。
大浴場と同じフロアにレストランとランドリーもある。
[エピソード2]
チェックアウト時の対応は、可愛らしい感じの小柄な女性だったのだが、鍵を渡した後、
「您是日本人吗?(日本人ですか?)」
と話し掛けられ、僕も急いでなかったのでしばらく話し込んだ。
現在24歳、大学で日本語を専攻し、大学を卒業して一旦就職したが、4年も学んだ日本語を使う機会がないのが引っ掛かり、転職してホテルに勤める事にしたという。しかし大手ホテルは就職できずこのホテルに来たらしい。
僕 「…そうですか。でも普通の日本人旅行者は板橋まであんまり来ないんじゃないの?」
彼女 「そうなんです。日本人のお客様少なくて…。」
僕 「僕も日本では中国語喋る機会全くがないから気持ちわかるなぁ。何度か台湾移住試みた(笑)。」
僕 「いっそ日本に行っちゃえば?」
彼女 「それはなかなか思いきれなくて…。」
こんな華奢で可愛い子が真剣に人生について悩んでいる…。
同情というか…。
…めっちゃ刺さった…。
食事にでも誘ってみたいが、彼女は仕事中だし、僕はキッズと待ち合わせた後夕方のフライトだし、それは無理。
チェックインの時の男性スタッフはコミカルにおもろいし、この女性スタッフめっちゃ惹かれるし…。
次来た時も必ずここに泊まろう。