沖縄 離島 渡嘉敷島
世界有数の透明度を誇る海でありダイビングやホエールウォッチングの人気スポット慶良間諸島にある人口700人ほどの沖縄の離島「渡嘉敷島」。冬の間ザトウクジラが繁殖の為にやってくる周辺海域は2014年3月5日「慶良間諸島国立公園」に指定されている。ちなみに3月5日は公益財団法人 世界自然保護基金(WWF)日本支部が定める「サンゴの日」。今回はバスケ仲間達と連れ立って離島に行こうという事になった。
那覇泊港北岸から高速艇に乗る
離島への旅は、国内外の大都市への旅行と違い、物資の現地調達が難しかったり、割高になったりするため、事前に準備する物のリストとスケジュールをたてた。
渡嘉敷島にはスーパーマーケットもコンビニもないうえ、今回宿泊予定のコテージは山奥にあり、移動手段もコテージのオーナー頼みで自由が利かない。
離島への窓口・泊ふ頭旅客ターミナル「とまりん」の北岸にある待合所で待ち合わせするが誰もいない…。
と思いうろうろしてたら、もっと奥に行ったところに「マリンライナーとかしき乗船券売場」があった。
高速船マリンライナーとかしきは、10月から6月までは一日2便が往復し、7月8月と9月の金・土・日は一日3便が往復している。
乗船料は中学生以上片道2,490円、往復4,740円、小学生片道1,250円、往復2,380円(2021年2月時点)。
渡嘉敷島には空港が無いので飛行機で行く事は出来ない。
(ヘリコプターでは行けるらしい。)
泊大橋が近っ。
マリンライナーとかしきの船内。
トイレもきれい。
7歳、楽しそうでよかった。
渡嘉敷島に到着
那覇市泊から渡嘉敷島まで高速船で約35分、渡嘉敷港に到着。
山の隆起がすごいな…。
港では民宿や宿泊施設の送迎の係の人達がサインボードをあげて待っている。
僕たちの宿泊するコテージ「トカシキゲストハウス」もコテージのオーナーが渡嘉敷港まで迎えに来てくれていた。
島内の移動方法は限られていて、宿の送迎、レンタカー、レンタサイクル、レンタルバイク。
レンタカーは「くじらレンタカー」「アロハレンタル企画」「かりゆしレンタルサービス」の3社があり、そのうち「アロハレンタ企画」と「かりゆしレンタルサービス」の2社はレンタルバイクもやっている。
そして、とかしき観光バスの運行する定期路線バスがあるが一日3~4便しか運行していないうえ、3つの部落にしか停まらないのであまり便利とは言えない。
港ってなんだか開放感があっていいよね~。
コテージへの移動の山中、渡嘉志久の部落が見えた。
渡嘉敷島には3つの集落があり、
島の玄関口、渡嘉敷港があり島の北東に位置する「渡嘉敷(とかしき)」。
とかしくビーチがあり島の中腹、西海岸に位置する「渡嘉志久(とかしく)」。
阿波連ビーチがあり南西に位置する「阿波連(あはれん)」。
に多くの施設が集中している。
渡嘉敷島は割と山がちで、島の大部分が山森になっていて、各部落の移動は山道を通っていく事になる。
…これは… レンタサイクルは無理があるな…。
トカシキゲストハウス
渡嘉志久と阿波連の中間地点の森の中にある「照山森林公園」に隣接するログハウスが今回の宿。
ちいさなロフト。
階段を登って上にも屋根裏部屋がある。
渡嘉敷島には野生のイノシシやハブもいるらしく、ログハウスは野生動物よけのしっかりしたフェンスで囲まれている。
照山森林公園
とても広く、東屋もトイレもある。
長い滑り台がある。
ローラーの滑り台なので、段ボールを敷いて滑った方がよさそう。
木製の大きな遊具もある。
島内の移動は、レンタカーを借りるか、移動の旅にオーナーに連絡して連れて行ってもらうかになるが、僕たちは8人の大人数だったこともあり、オーナーの大きなバンに頼って移動する事に。
取り敢えず阿波連ビーチに連れて行ってもらう。
渡嘉敷島 阿波連の町
渡嘉敷村青少年旅行村。
トイレ・シャワー、プール、多目的広場、炊事棟などを完備したキャンプ場。
オートキャンプもできるようだ。
乗り合いバスのバス停もあるから、この広場がこの部落の中心かな。
他の部落に通じるメインストリート。
このストリートにお店は集中している。
潜水艦型グラスボート「イエローサブマリン」というのがあり、それに乗れるらしい。
マリンスポーツから魚の餌まで扱ってるな…。
「Island’s Trip」。
シーカヤックができるのね。
一番ビーチ寄りに、ペンション&マリンサービス「サザンクロス」。
シーサイドレストラン「オクトパスガーデン」。
1Fがバーカウンターで2Fがビアガーデン。
沖縄そば、カレーライスなどの食事から、居酒屋的な料理まで。
23:00がラストオーダーだから結構遅くまで開けてるんだね。
ペンション「ニライカナイ」。
やっぱりブルーシールアイスクリームとかき氷は必須だよね。
阿波連ビーチの入り口にマリングッズのレンタルの露店。
こっちも「魚のエサ・ソーセージ1本150円」。
…釣り人も来るのか…。
渡嘉敷島 阿波連ビーチ
ビーチに入っていくと抜けるようなエメラルドグリーンの海が広がる。
10月の中旬なのに結構人がいるな…。
ビーチに入って左奥側には児童数20名ほどの「阿波連小学校」があり、その奥には阿波連漁港がある。
渡嘉敷島には渡嘉敷と阿波連に小学校があり、中学校は渡嘉敷だけになる。
沖縄の離島の場合、高校がない島が多くあり、彼らの多くは沖縄本島に移り住み高校に通う事になる。
もちろんこのビーチも遊泳区間が決まっているが、5、6mの深度があり、底まで潜ってみても視界がすごくいい。
さすがは「ケラマブルー」と呼ばれる世界トップクラスの透明度。
「新垣商店」。
渡嘉敷島にはコンビニやスーパーマーケットはなく、阿波連ビーチだと新垣商店しかないので、必要なものはここで買っておいた方がいいという事で、飲み物やら煙草やら、買い出しをしてコテージに戻る。
トカシキゲストハウスでバーベキュー
バーベキューは何度もやっているが、毎回火をおこすのにてこずる。
まだ陽が出て明るい時間に火が付くが…。
あたりが薄暗くなってもまだ調理には至らず…。
真っ暗になっても調理が開始できず…。
何とかバーベキューを開始しお腹いっぱいになったら子供達は海遊びの疲れから早々に布団に潜り込み、
大人達はここからバーベキューの日を囲み、腰を据えて飲みにはいる…。
山の夜はひっそりと静かで、周辺に灯りが無いので遠くを見渡しても果てしなく暗いんだけど、
月明りと、炭火の明るさの中で飲むのって最高。