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首里 – 琉球八社 末吉宮

首里-琉球八社 末吉宮

琉球王国時代「官社の制」により琉球王府 寺社座から「神職の役俸」と「社殿の営繕費」の支給を受けていた「琉球八社」のひとつ「末吉宮」、別名「首里社壇」または「末吉社壇」。併置したお寺は遍照寺。第一尚氏王統六代国王 尚泰久(しょうたいきゅう:在位1454年~1460年)の時代、1456年頃に建立されたとされている。首里末吉公園の森の北面にあり、末吉公園側から行く(20~30分位)にしろ、大名入口から行く(5分位)にしろ多少山道を歩くことになる。琉球八社の中で最も聖地感が強くパワースポットとしてもよく紹介される。


琉球八社 末吉宮 参道

今回は住宅街にある「大名入口」から拝殿に向かう。

ここは初めて来る時は道が分かりづらく迷うが、社殿までの山歩きが末吉公園から入るより短距離で楽だと言える。

簡単にアクセス方法を説明すると「古島インター」から首里方面に向かい、末吉公園の入り口(駐車場)をスルーし「儀保交差点」を左折、少し進んで「平良交差点」を左折し、「次の信号」で再度左折、次に本道が右に曲がる地点が変則十字路になっているので、そこで少し細くなっている「左寄りまっすぐの道」に進む。…ここが凄く間違えやすい…。あとは道なりに進み「大名町公民館」が右手に見えたら正解で、さらに進むと住宅街の左手に「末吉宮参道大名入口」が見える。

 

”お宮は、本殿・拝殿・祭場からなり、拝殿は大正二年に倒失、大小二つの岩山を結ぶ独特の磴道(とうどう:石造階段)全体と本殿は、昭和十一年、旧国宝に指定された。(先の大戦で罹災(りさい)、昭和四十七年復元)
周辺はイベ、配所が多く、古くから一大聖地を形成し、霊場として朝野の信仰をあつめてきた様子が偲ばれる。”

 

”御神徳
国家守護・国泰民安・五穀豊穣
一般には
子方の神(事始の神)、
学業・芸技成就、
縁結び(ヤハンメー)、
子孫繁栄の神
として親しまれる。”

※御神徳(ごしんとく)
神社に祭られている神の功徳の事。これを戴く事を「御利益(ごりやく)がある」という。

 

ここが参道。

左手には琉球墓が何基か並んでいる。

 

琉球八社 末吉宮 緑の鳥居

コンクリートの参道を登りきったところに「鳥居」。

 

ここから山道になり下っていく。

 

石階段橋を渡り、

 

さらにこの階段を降りていく。

 

このアーチをくぐると社務所が目に入る。

 

トンネルを出て右手を見るとこんな感じ。

 

社務所。

正月もだいぶ過ぎたので閉まっている。

 

社務所の前に「絵馬掛所(えまかけどころ)」。

 

社務所の横にある碑文。

 

さっきくぐったトンネル。

 

トンネル脇の石畳の階段を登ると、

 

琉球八社 末吉宮 拝殿

琉球八社 首里 「末吉宮」 拝殿。

 

賽銭箱の後ろにチェーンが置かれている。

 

賽銭箱の向こうの階段は登ってはいけない事になっている。

お賽銭を入れ参拝を済ませて、後ろを向くと

 

「迂回路」。

 

左手にある石階段を降りる。

 

階段の下に降りてみるとこんな感じ。

 

末吉宮の拝殿を下から見上げる。

 

降りてきた石階段を登る。

 

雨の日は注意が必要。

石階段にはツルツルの石もあるし、下向きに斜めになっている石もあるうえに、結構な急こう配。

また、夜は来るのはよした方がいい。滑って転んだらただじゃ済まなさそうだし、御参詣(ごさんけい)の時や年末年始でもないかぎりあまり人けがあるとは思えない。

 

首里 琉球八社 末吉宮

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