ノーザンテリトリー エアーズロック
アリス スプリングスからエアーズロック(Ayers Rock)へ。ノーザンテリトリー、ウルル-カタ・ジュダ国立公園内にある先住民アボリジニの聖地で、彼らはこの大きな一枚岩をウルル(Uluru)と呼ぶ。 オーストラリア大陸のほぼ真ん中、ノーザン テリトリーの乾燥地帯「レッドセンター」の中心にあり「大地のヘソ」と呼ばれ、 周辺に点在するアボリジニの聖地の一つだが観光用に利用されていて登頂する事ができる。世界で二番目に大きい一枚岩。エアーズロックは1987年、マウントオルガやアボリジニの壁画などと共に「ウルル-カタジュタ国立公園」としてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録された。太陽の高さにより時間と共に変化するエアーズロックの色が印象的。
※2019年10月26日以降の観光客の登山は禁止されています。
ダーウィンから約1,500km南下したところにあるアリス スプリングス(Alice Springs)はアウトバック(Outback・オーストラリア内陸部)の南北交通の拠点となるノーザンテリトリー第二の街で、 エアーズロックにアクセスするための中継地点だ。
僕は他の観光客と混じって、エアーズロックに登頂するためにダーウィンをアリス スプリングスに向け出発し、アリス スプリングスでの宿を確保してエアーズロック登頂ツアーに参加することにした。
アリス スプリングスからエアーズロック(現地名:ウルル)まで約450kmもあり、バスで約6時間移動するので「他にもっと近い街や宿泊施設があるのでは?」と思いがちだが、1986年時点では、アリス スプリングスにある3つのホテルがエアーズロックに最も近い宿泊施設であり、その間に宿泊施設はなかった。
※2019年現在ではユララ(Yulara)に「Desert Gardens Hotel – Ayers Rock Resort」などが数件が建ち30分程度のアクセスとなっている。
キャメルライド。
もちろん有料。でもオーストラリアにラクダがいるんだね…。
もしかして観光用にアラブから連れてこられた??
エアーズロック登頂ツアーバスの出発待ち。
ザ・オルガ/マウントオルガ
ツアーバスはピーターマン(Petermann)まで移動しザ・オルガ(The Olgas…アボリジニの呼び名はカタ・ジュタ(Kata Tjuta)) の付近で下車。 しばし写真撮影時間を経て、再度バスに乗車しエアーズロック(Ayers Rock…現地語でウルル)に向かった。
※2019年10月26日以降、観光客向けの登山が禁止となっています。
ザ・オルガ/マウントオルガ。
エアーズロック登頂
エアーズロック(Ayers Rock)。
下から見たら大したことないな…と思ったが半分も行かないところで座り込んで休んでる人が結構いた。
もちろん体力によるのだろうけど8合目あたりはさすがにきつい。
ガイドさんにも事前に注意されるのだが、自分の体力に合わせて登った方がいい。
無理しすぎて登頂できない、途中で降りてくる人もいるようだ。 結構心拍あがる。
登頂するとこうなっている。
エアーズロック山頂にはノートが置いてあって、登頂者たちがサインしていく。
エアーズロックは地底で約25km離れたザ・オルガと繋がっている。
元々は8,000メートル級の大きな山だったのだが、数万年にわたり浸食され現在の形になっている。…と されていて エアーズロック、ザ・オルガ周辺はウルル=カタ・ジュタ国立公園に指定され保護されている。
マウント・オーガスタス
世界最大の一枚岩はマウント・オーガスタス(Mount Augustus)なのだが、日本でも1980年代にテレビでエアーズロックを背景にしたCMが放送されたことで有名になり、エアーズロックが世界一と思っている 日本人も少なくない。
実際僕もそう思ってた。
アボリジニの呼び名はバリングラ(Burringurrah)。 この周辺はマウント・オーガスタス国立公園 (Mount Augustus National Park) に指定され保護されている。
あえて言うならマウント・オーガスタスはエアーズロックに比べて平たく、「岩っぽさ」が低い。まあ、でっかい一枚岩という意味ではエアーズロックの方が見た目の「岩感」は高いかな。