浦添 A&W牧港店
A&W牧港店。1963年、屋宜原にオープンした日本初のファストフードチェーン。まあ、これについては沖縄は1972年までアメリカの支配下にあったので、日本初のファストフードチェーンは1970年2月に1号店をオープンした「ドムドムハンバーガー」とする説もあるようだ。また、フランチャイザーである本場アメリカのA&Wも1923年発祥のアメリカで一番古いファストフードチェーンと言われている。現在A&Wは、日本では沖縄で展開されている27店舗だけなので(米軍基地内除く)、沖縄だけの沖縄を代表するフードコンテンツと言える。地元では「エンダー」と呼ばれる事が多い。
国道58号線、牧港の高架橋沿いにあり、大きな看板で知られる「A&W牧港店」。
24時間営業で、100台を収容するドライブイン(Drive-in)があり、芝生エリアにパラソル席、砂場、遊具、水遊びができる噴水があり子供達に大人気で、「A&W牧港店で子供の誕生日パーティ」というのも定番。
1969年08月25日に開店してから愛され続ける名店。
A&W牧港店ドライブイン
「ドライブイン」と呼ばれ、駐車場に車を停めたまま注文ができ、運ばれてきたハンバーガーを車の中で食べる方式が牧港店の特徴。
日本語では通常ドライブイン(Drive-inn)と言えば宿泊施設を指すのでややこしいんだけど、
in(~の中で)
inn(宿屋)
の違いです。
ちなみにアメリカではこういった方式を「カーホップス(carhops)」というので、おそらくこの呼び方は沖縄A&Wオリジナルなんだろうね。
車を駐車場に止めて、ウインドーを開けて注文する。
クレジットカードや電子マネーによる決済にも対応しているんだけど、スマホ決済はまだ未対応みたい。
こんな状態。
クレジットカードや電子マネーで支払う場合は、注文時にその旨を伝える必要がある。
A&W牧港店店内
もちろん店内でも注文できる。
…んだけど、誰も並んでないね。
エンダーの定番メニューは、
アメリカンスタイルを意識したマックのビッグマックより大きい「The A&Wバーガー(740円)」。
チリドッグの「コニードッグ(390円~)」。
「スーパーフライ(250円~)」、「カーリーフライ(290円~)」。
何杯でもおかわり自由の「ルートビア(190円~)」。
といったラインアップ。
その中でもルートビアは
S 190円、R 260円、L 310円
と3サイズで販売されているんだけど、何杯でもおかわり自由なので、分かってる人は190円のSしか頼まない(笑)。
※上記の値段は2022/06時点の価格です。最新の情報はA&Wのサイトでご確認下さい。
店名のA&Wは創業者のRoy W. AllenとFrank Wrightのラストネームから来ている。
フランク・ライトは元々はロイに雇われていたんだけど、1922年にロイが共同経営者に招いていて、翌年1923年にはカリフォルニア州サクラメントに彼らの初めてのレストランをオープンした。
そして1926年からはフランチャイズも開始している。
A&W牧港店 公園エリア
子供達の為に遊具や砂場のある芝生エリア。
たまにA&W沖縄のキャラクター、オレンジの服を着た熊の「ルーティ」の着ぐるみが登場する。
遊具がきれいになっている。
新しくしたのかな?
芝生エリアの利用方法の注意書き。
噴水は10:00~20:00の間なんだね。
A&W牧港店のハンバーガー
Jr.モッツァバーガー(370円)。
写真を撮る前にがっつり食っちゃって…。
本当はアメリカンなビッグサイズです。
包装紙もアメリカン。
紙袋もアメリカン。
クリンクルフライ(370円)。
まあ、確かにエンダーにはエンダーの他にない味があって美味しい。