南オーストラリア州 州都 アデレード
アデレイド ビクトリアスクエアの噴水。南オーストラリア州の州都「文化と芸術の都」アデレード(Adelaide)。 南オーストラリアは「自然の宝庫カンガルー島(Kangaroo Island)」 「世界最大のオパール産地・洞穴の街クーバーピディ(Coober Pedy)」 「広大なワイナリー地帯バロッサバレー(Barossa Valley)」などちょっと離れたエリアに 珍しい観光地がたくさんある。
メルボルンのソブリン・ヒル観光を終え、とりあえずある程度見てしまった感がしたので、 再びグレイハウンドに乗ってアデレード(Aderaid)に向かう。 窓の外には何にもない大地のブッシュ(低木)がどんどん後ろに流れていく景色が続く。
アデレードに到着
さあ、南オーストラリア州 州都 夜のアデレードに着いた。
こうなってくるとオーストラリア一周の旅は楽しいのだろうかという疑問もでてきた。
「お金がない」→「貧乏旅行」→「お金をかけないで観光する」→「町をぶらつく」 →「すぐに見終わる」→「次の街へ」
事前に「わー、アデレードってどんなとこだろう~」と夢を膨らませている訳でもないので、その町に着きインフォメで地図をもらって、その場所の面白さが頭に浮かばないと スルーしてしまう。
んで、後で「あれ行っとけばよかったんじゃね?」と思う。元より金のかかりそうなところはパスしがちなので…。実際、メルボルンは2日で離れてしまった。
だって、あと数日いたって行くとこないんだもん。思いつかなかったんだもん。なら次の街じゃん?でしょでしょ?
と思うのだが、バスに乗って考えると俺は「メルボルンに行った事がある」のではなく、 トランジット(乗り換え)ついでにちょっと観光してみた。
つまり 「メルボルンを通過したことがある」と言わざるおえないのではないか…。
はたまた、ホントはお金をかけなくてもメルボルンにはまだまだ楽しい所があったんじゃないか? 俺はそれに気づいてないだけではないか? …と思ったりする。
ま、いっか。もう出ちゃったんだし。
アデレードでユースホステルに泊まる
アデレードでは待望のユースホステルに泊まる事ができた。あまり自分から友達を作りに行くタイプではないので ここでも基本的には一人行動になってしまった。
とはいえ、数日の滞在の間でユースの旅人達に誘われて何度か飲みにも出かけた。
とりわけ西洋の出身者達はユースの中でも外でも大騒ぎという感があり、まだまだシャイな日本人の僕は彼らに引きずられる形でバーに出かけた。
19歳の子供で緊張感もあり、あっという間に 潰れてしまい、抱えられてユースに戻ってたりして記憶的にも怪しいひと時だったがとても楽しかった。
アデレードのグレネルグのビーチフロントにある先駆者の記念碑。
南オーストラリアで最も古いヨーロッパ人の入植地を記念したモニュメント。
アデレード市内バンク・ストリートの様子。
アデレード市内を流れるトーレンズ川(カラウィラ・パリ)。
実はここで出会ったイギリス人が後々イギリスに行った時に凄い助けになった。
彼の名前はクリフォード・ハリス。 僕がイギリス・ロンドン・ヒースロー空港(Heathrow Airport)のイミグレ(入国審査) で日本人にしては風貌がおかしく旅行期間も長いという理由で 引っかかり、荷物から靴から全てチェックされ空港内で完全に拘束された時、荷物の中のアドレス帳にクリフのイギリスの住所があり問い合わせが行き、彼はアデレードで飲んで遊んだだけの僕の身元引受人になり、空港まで迎えに来てくれた。
身元を引き受ける訳だから、そこでサインもしていたし、もし僕がなにか問題を起こしたら イミグレの記録で彼は責任を問われるはずなのにだ。
果たして逆の立場なら僕はそこまでできただろうか…
いずれにせよアデレードのユースは色々な意味でいい経験になった。
アデレードを出たグレイハウンドではちょっとくどいオジサマではなく 普通の旅行者と一緒になれた。