福岡 中央区 大濠公園
福岡市中央区にある福岡県営の都市公園「大濠公園」。元々は博多湾に続く「草香江」という入り江だったが、関ヶ原の戦いの後、黒田長政が筑前福岡藩の初代藩主となり、福岡城築城にあたり草香江を城の外堀として使うため手を加えた。そして明治に入り1873年、福岡城が廃城令により廃城となって以降は、埋め立てが計画されたりもしたが、福岡市が計画していた1927年の「東亜勧業博覧会」に乗じて整備されることになり、博覧会の後は福岡県が県営公園として管理していく事となった。第二次大戦後は米軍の兵舎が建てられた事もあったが、1975年に開催された新幹線開通記念「福岡大博覧会(福岡博)」の会場に選ばれ、また再整備され、福岡市美術館などが建つなどの出来事があり現在に至っている。
大濠公園駅に到着し、徒歩で大濠公園に向かう。
大濠公園の最寄駅は地下鉄空港線の大濠公園駅、唐人町駅、と七隈線の六本松駅。
明治通り、西公園入口交差点から大濠公園に入っていく。
…こういう公園って「水景公園」っていうんだね…。
大濠・西公園管理事務所の管理となっている。
大濠池の周りを右手に曲がって進むと、白鳥ボートや手漕ぎボート、あめんぼボートのレンタルができる「ボートハウス」。
■営業時間
4月~8月
平日 11:00~18:00
土日祝 10:00~18:00 (受付は17:30)
9月~3月
平日 11:00~
土日祝 10:00~ (受付は日没1時間前を目安としています。)
※時期により日没の関係上、閉店時間が前倒しになります。
※雨、風などの天候の影響により営業時間を急遽変更する場合がございます。
TEL:092-716-9077
BOAT HOUSE OHORI PAARK オフィシャルサイト。
https://www.oohoriboathouse.jp/rental-boat/
大濠公園能楽堂。
1986年竣工。客席数562席。
能や狂言の舞台だけではなく、日本舞踊、アコースティックライブ、演劇、寄席など、各種公園やイベントに利用。
青い車の右手は中央警察署 大濠連絡派出所になっていて、ここをまっすぐ行けば「在福岡米国領事館」がある。
大濠池の周囲約2kmの周回道路を少し戻って「観月橋」を渡る。
柳島。
浮見堂。
松月橋。
松島。
大濠池に打たれた杭の上には鳥がずらっと…。
万葉歌碑(荒津の浜)。
しろたへの
袖の別れを
難みして
荒津の浜に
やどりするかも
「あなたとこのまま離れ離れになる事が惜しいので、荒津の浜で一夜の宿をとってしまった。」
…という意味の歌らしい。
茶村橋。
菖蒲島。
…この池… 釣りしていいんだね。
皐月橋。
大濠池に架かる、4つある橋のテイストが全て違う…。
食事もできるカフェ「アンドローカルズ」。
大濠公園 日本庭園。
大濠公園開園50周年を記念して1984年5月に開園した。
こっちが正面かな。
福岡市美術館。
手前のブロンズ像はジャコモ・マンズーの1977年の作品「恋人たち」。
奥に建つカラフルなオブジェは、ナイジェリア出身のインカ・ショニバレCBEというアーティストの「ウィンド・スカルプチャー(SG)II」という作品。風の彫刻を意味するようだ。
立派な石灯籠が。
デーメーテール像。
ここを先に進めば三の丸広場や舞鶴公園に抜けられる。
デーメーテール(DEMETER)はギリシャ神話のオリンポス12神の一人で、穀物および大地の生産物の女神。
この像は、1975年、山陽新幹線が博多駅にまでつながった事を記念して開催された「福岡大博覧会」の時に制作されたもののようだ。
くじら公園。
1954年、世界的大女優の「マリリン・モンロー」が大リーガーの「ジョー・ディマジオ」と一緒に新婚旅行にきた事もある大濠公園。
ここに来るのは初めてじゃないんだけど、詳しく見てみると、日本的なものと西洋的な物、近代的なものと古い物、いろいろ混在していてるんだね。