台湾の北の玄関 基隆市
淡水駅にあるバス乗り場から北岸周りのバスに乗り、海沿いの景色を楽しみながら台湾を代表する港町で「台湾の北の玄関」と呼ばれる基隆に向かった。基隆は1626年にスペイン人が現在の港の目と鼻の先にある和平島を占拠した頃から都市化が始まり貿易港として発展する。発展するとともにインフラも整えられたため、その重要性から、オランダ、イギリス、フランス、アメリカなどからも狙われた経緯がある。台湾で最も早く国際化した都市と言えるだろう。
北部濱海公路 路面バスの旅
淡水駅前のバスターミナルを出発したバスは台湾の北岸沿いを走る北部濱海公路を「浅水湾海浜公園」や「富貴角灯塔」、「旧金山総督温泉」、「野柳地質公園」といったレジャースポットや観光スポットに人を運びつつ終点の基隆に向かった。淡水からは約1時間半のバス旅だ。
基隆は古くから貿易で栄えた街とは言っても台北よりはかなりコンパクトだ。
鉄道駅(台鉄)や港のすぐ近くのバスターミナルでバスを降り、こ洒落た港を眺めながらホテルに向かった。
基隆港と海洋広場。
基隆港は観光用に整備されとても広くきれい。
基隆文化中心。
基隆は今、観光産業に力を入れていて、古さと新しさが混在している。
アロハ ホテル(基隆阿楽哈大飯店)
予約していたアロハ ホテル(Aloha Hotel/基隆阿楽哈大飯店)にGoogle mapを頼りに進むと市庁舎のすぐ近くにホテルはあった。
ちょっと古めの中国と西洋のテイストが混じったホテルだが立地は悪くない。
まあ、それ以前に基隆は台北ほどホテルの選択肢はないし、安いホテルも見当たらなかったから良しとするしかないね…。
…後で知ったのだが、田寮河沿いに建つ基隆で一番高いビル「基隆皇冠商業大楼」の17回にフロントのある「ライン イン (萊茵商旅)」は、日本で検索しても出てこないホテル予約サイトも少なくないらしく知る人ぞ知るホテルとの事で…。…「ライン イン (萊茵商旅)」に泊まりたかったな…。
基隆の街
基隆で一番高いビル「基隆皇冠商業大楼」。
基隆港はこんな大きなクルーズ船も入るんだね。
基隆の街中を流れ基隆港に水を灌ぐ田寮川に架かる橋のたくさんの提灯。
田寮川沿いのストリートパフォーマー。日本の昭和の歌謡曲を歌ってた。でも結構人が足とめてるんだよね。
基隆廟口夜市
基隆廟口夜市の焼肉串。
握り寿司。
…しゃりの味付けがちょっと… 違うんだよね。
基隆廟口夜市での価格設定は台北よりちょっと安めかも。
基隆市信義区にある「仏光山 極楽寺」。
街中にあるのに結構大きなお寺。
基隆から台鉄で台北へ
とりあえずやる事もあるので帰りは列車(台鉄)で台北へ。
台鉄の基隆駅は基隆港に隣接して建っている。
台鉄 基隆駅から台北駅まで片道切符41元(約145円)。
アジアってどこも公共交通機関安いよね。
一時間ほどで台北到着。
ちなみに台北・高雄の移動は高鉄(台湾新幹線)が利用できるが、他の都市に行くには台鉄(通常の鉄道)の利用が便利。
台鉄は台湾をほぼ一周しているので特に東岸の都市に向かう時には台鉄か長距離バス、若しくはレンタカーを利用するしかない。
このままだと車種のところが何のことだかわからないので、簡単に解説をすると…。
・區間車
…普通電車。座席指定不要。
・自強・莒光
…快速急行。全席指定だが指定席券がない場合乗車券だけで通路に立ち乗りする事が可能。
・普悠瑪・太魯閣
…特急。完全指定席制。立ち乗り不可。
ちなみに長距離バスもシートがゆったりでお薦めのよう。