読谷村読谷漁港「海人食堂」
海人と書いて沖縄では「うみんちゅ」と読む。漁師さんやレジャーダイビングなど、海での仕事を生業とする人達を総じてそう呼ぶ。南城市玉城にある「奥武島いまいゆ市場」などと同じく、ここにも少し前までは古びた漁港の建物があったんだけど、近年新しくお洒落に建て替えられたようだ。世界中どこでも同じだと思うんだけど、漁港にはもともと港で働く人の為の安くて新鮮な鮮魚料理を提供する食堂があって、それが最近では観光客を呼び込める施設に変身している。という訳で僕らも遠路はるばる那覇から約1時間かけてこの食堂を目的にここまでやってきた。
1階はせり市場。
目の前には読谷漁港。
建物の中に入るとお魚の直売所。
那覇には「泊いゆまち」、名護には「名護漁港水産物直販所」と沖縄県内には本島に9か所、離島に3か所、合計12の漁業協同組合直売所があって、新鮮な海産物が手に入る。
そしてそのほとんどに食堂が併設されている。
「奥武島いまいゆ市場」などはそのリストに入ってないので、探せばもっとあるかもね。
こじんまりとしているけど、いい雰囲気。
直売所の奥には乾物などを販売するコーナー。
結構面白いものがあるんだよね。
2階がお目当ての海人食堂。
階段もあるけど、エレベーターもある。
読谷漁港2階「海人食堂」
冷房が効いて、真新しく、広々した食堂。
階段横にはトイレもある。
階段前の壁に写真付きのメニューが貼られていて、ここで料理を選んで、左側の券売機で食券を買う。
海鮮丼的なのはどこでも食べられるので、ここは「日替わりあんかけ定食(960円)」という他ではあまりなさそうなメニューを選択。
本日のお魚は「ガチュン」。
…ん~、よくわかんないけど、まずいものは売ってないでしょ(笑)。
テーブルレイアウトもぎゅうぎゅう詰めじゃないところがいいよね。
外側はテラス席になってるんだね。
窓が大きくて明るいのがいい。
料理を注文したら、ベルを渡されるフードコート方式。
食後の食器の返却もセルフ。
調味料やお箸、爪楊枝、お水、お茶もセルフ。
まあ今時どこでもそんな感じだし、それでいいと思う。
読谷漁港、海人食堂の「日替わりあんかけ定食(ガチュン)」。
刺身の酢味噌和え、モズクのスープがついて税込み960円。
ガチュン(どんな魚か知らんけど)の半身が7枚も入ってるし、あんかけもたっぷり。
最後はあんかけをご飯にぶっかけていただきました。
2階海人食堂の外のテラス席。
こっちにも。
広々スペースと海の景色がいい感じ。
港って感じだね。
2階テラスの奥には喫煙所も。
まあ、通路に灰皿が置かれてるだけなんだけど、1階に降りなくて済むのは助かる(笑)。
実はこの定置網、24人乗りの船で大型定置網体験なるツアーもあって、朝6:30に漁港に集合して、魚を引き上げたり、セリの見学をしたりすることができる。終了時間は10:00。
小人(小中学生)1,800円
中人(高校生)2,400円
大人(一般)3,000円
TEL:098-956-1640
魚をクレーンで上げるのを間近で見れるのは迫力がありそう。