エコイート331与那原店
与那原警察署のある与那原交差点の三叉路を知念方面に300mほど進むと左手に「エコイート331与那原店」がある。大坂に拠点を構える「NPO法人日本もったいない食品センター」という組織が運営しているエコイートというブランドのスーパーマーケットなのだが、基本的には食品メーカーや卸問屋が賞味期限切れで廃棄する予定の食品などを、保存性のある食品を中心に買い取り販売している。「食品ロス削減ショップ」というコンセプトで売上利益を「食品ロス削減活動費」や「生活困窮者への食糧支援費」などに充てている。
こじんまりとした店内だが、缶詰やカップ麺などの他にも、お米や冷凍食品なども売っている。
初めて来店するお客さまには、スタッフの方がまずお店のコンセプトを説明する事になっているらしく、結構いろんな話を聞くことができた。
「NPO法人日本もったいない食品センター」の活動内容。
主に事業者から食品衛生上問題のない廃棄予定品を引き受け、ecoeatでの販売、慈善団体/生活困窮者への支援で消費する直接的な食品ロス低減と食品に関する知識を広める為の啓発活動(取材/講演/ecoeat店頭での説明)によって間接的な食品ロス低減活動をしています。
~「NPO法人日本もったいない食品センター」のオフィシャルサイトより引用~
カップラーメンや缶ドリンク、ペットボトルなどは、フレッシュフルーツドリンクなど以外は、確かに長期置いていても味が劣化する感じしないよね。
食品メーカーや卸問屋としては確かに「賞味期限切れ商品」を売るわけにはいかないだろうし、沖縄県内のスーパーマーケットでも数年前に消費期限切れ商品を販売しているとして数ヶ月マスコミに取り上げられていたことがあるから、一般的な食料品店だと賞味期限には神経質になるだろう。
「食品の期限表示制度」で言うと、
賞味期限:正しい保存をしていた場合において「美味しく食べれる期限」。
消費期限:正しい保存をしていた場合において「安全に食べられる期限」。
という定義。
つまり消費期限が切れない限り、その食品を食べてお腹を壊すといったことはないはず。
生活困窮者からすると賞味期限なんて言ってる場合じゃないだろうし、消費者庁も「食品ロス」や「食品の期限表示制度」については解決策を模索している。
消費者庁のオフィシャルサイトから引用すると、
”日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は523万トン。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2021年で年間約440万トン)の1.2倍に相当します。”
という状況らしい。
ちなみに沖縄県内には、国道330号線の那覇市楚辺交差点を東に曲がってしばらく走ったところにも、与那原店より広い「エコイート那覇与儀店」がある。
沖縄でエコイートを運営する玉城ご夫妻は、いろんなメディア紹介されているちょっとした有名人。
NPO法人日本もったいない食品センター
エコイート331与那原店
TEL:090-3325-9099
住所:〒901-1303 沖縄県島尻郡与那原町与那原379
営業日:土日曜日
営業時間:11:00~18:30 ※2023年11月からの営業時間
オフィシャルサイト:https://www.mottainai-shokuhin-center.org/store/yonabaru/