パシフィックホテル沖縄
那覇市パシフィックホテル沖縄。沖縄返還の翌年・1973年2月開業の古くから那覇市内にあるシティホテルだが、総客室数389室と大型で65㎡を超える広さの「パシフィック・プレミアム・スイート」をはじめとして10階は貴賓を受け入れられる5室のスイートルームになっていたり、カフェ、レストラン、バー、ガーデンプールなどの施設が整っていたり、350台収容可能な大駐車場があったりと、当時としてはかなりの高級ホテルだったといえる。その後も那覇市内にいくつかの大型シティホテルが建設され、そのうち何件かは倒産しては別のブランドホテルに買収され名前を変えていったりしたがこの「パシフィックホテル沖縄」はいまだに名前を変えることなく愛し続けられている。
大理石に金のプレート。
さすがに今どきドアボーイやポーターはいないけどシンプルで重厚感のあるエントランス。
※ドアボーイ:ホテルのエントランスでゲストの送り迎えや、ドアの開け閉めなどのサービスをする係。
※ポーター:ホテルのエントランスでゲストのスーツケースなどの大きな荷物を預かり、客室まで運ぶ係。
エントランスをくぐると右手にコンビニの機能とお土産屋さんの機能を備えたショップ「パキピカストアーズ」。
クロックス!
店内が広いからちょっとしたスーパーマーケットみたいになってる。
エントランス左手はフロントデスク。
ロビーフロアも広々。
窓際の採光の良い場所には「パシフィックオーシャンカフェ」。
テーブルも大理石。
ホテルの宿泊客だけでなく、地元の人も仕事の商談で使ったりする。
女性ってスコーンとか焼き菓子好きだよね。
ショップの思惑通り焼き菓子に捕まる人。
パシフィックホテル沖縄 二階 宴会フロア
2階フロアは宴会場や会議場になっている。
沖縄の典型的な結婚式は300~500名の披露宴になる事がざらにあるのでこういう需要もちゃんとある。
また沖縄には「トゥシビー祝い」という長寿のお祝いの習慣があり、61歳、73歳、85歳、97歳を親戚一同で祝い、また本土から来た米寿の88歳も祝ったりするが、こういったお祝い事も100名を超える事がありホテルの宴会場を借りたりする。
最近はこういった大きな結婚式やトゥシビー祝いは減ってきていると言われるけど、実際のところまだだま大きな結婚式は行われてるし、近年では大型の会議やセミナーなどが増えてきてるので大きな会場の需要はある。
国際会議になると宿泊施設もあるので有利だしね。
…暫定的にはコロナ禍だから需要ないと思うけど…。
エレベーター前に大きな進貢船の模型。
海外との貿易が盛んになった琉球時代に中国をはじめとするアジア各国との進貢貿易に使われた船。
大きなものは50mにもなった。
しかし琉球にはこの船を作る技術がなかったため中国から下賜されていた。
「ワイアナエ」「マカハ」「エフカイ」「ワイケレ」など各ホールにはハワイの地名などが付けられている。
さすが「パシフィック」ホテル。
3階フロアには客室と宴会場があり、4階から9階までは普通の客室フロアになっていて、10階フロアはスィートルームが5室入っている。
一回に降りると、エントランスから一番遠い奥に「ガーデンレストラン竜潭(りゅうたん)」。
その外側に…。
パシフィックホテル沖縄「トレビの泉」
「トレビの泉」。
イタリア・ローマにある元祖「トレビの泉」、韓国・蚕室駅の「トレビの泉」など、トレビの泉ってあちこちに作られている。
「泉にコインを投げ入れると、いつの日か必ずここに戻って来れる。」
…という伝説にちなんで作られているんだね。
この右手には小さなガーデンプールがある。