フランス リヨンからTGVでパリへ
フランスの誇る高速鉄道「TGV」。 リヨンのリヨン・ペラーシュ駅(Gare de Lyon Perrache)とパリのリヨン駅(Gare de Lyon)を一日数本のTGVが往来する。
時速200km以上で人々を乗せて走る列車を高速鉄道と呼び、その開発技術や製造国としては 新幹線(日本)、TGV(フランス)、ICE(ドイツ)などが有名。
高速鉄道は日本が世界に先駆け「新幹線」を1964年に開発し、韓国のKTX、台湾のHigh Speed Rail などアジアでも導入されているし、リニアモーターカー型では430km/Hで走る中国のマグレブ(磁浮列車)も高速鉄道の一種と言える。
この時点でこれ関連の話と言えば「タイの高速鉄道、国際入札1兆円」なんていうのがあって、 日本やフランスの高速鉄道が入札に参加するだろうと言われていた。
僕は鉄道フアンでもなくほぼ興味もないんだけど「どうせならTGVも乗らないより乗った方がいいよね」という感覚はあったので これはこれで楽しみにしていた。
後で知ったのだが、フランスTGVでは走行試験574.8km/hなんて記録も出している。
営業運行でも現在のギネス記録は フランスTGVの320km/h(2007年)となっていた。
…う~ん。これって子供が「新幹線乗ったことある」っていうのと 同じくらいの自慢値あるよね。
TGVの発つLyon Perrache駅はホテルから徒歩5分ほどの距離で、前日にTGVの乗り方は大体確認していたので、 ある程度ゆったりした気分でホテルをチェックアウトした。
んで案の定、違うプラットフォームでTGVを待ち、あれ?なんか変だぞと思い、車掌さんに「この列車、パリに行きますか?」 とか「んじゃ何番プラットフォームですか?」なんて聞いてみたのだけれど英語が通じない。
結局さじを投げられる形になり、 再度自力で出発プラットフォームを探す。そんなに広い駅じゃないので結局は見つかるんだけど…
TGVの車内はこんな感じ。
リヨン・ペラーシュ駅は始発になるのでしばらくはガラガラだった。
…フランスのつらいのはかなりの確率で英語が通じない事。
ホテルや観光施設ではある程度通じるんだけど、ちょっと掘り下げた会話になるともう無理って感じ。
まあ日本に住んでて英語なんか喋れなくてもまるで困らないのと同じで、彼らもフランス語だけで事足りてるんだろうけど、世界的な観光国家なんだし、もう少しなんとかならないかな…。
リヨンのLyon Perrache駅を9:51分に出発し、パリのGare de Lyonまで約2時間20分、あっという間の列車の旅で フランスの田園風景を楽しんだ。
ほんっとにこういう大きな国って、都市と都市の間はな~んにもないよね。
とても土地の坪単価が気になる。
俺にホンの1エーカーほど安く譲ってくんないかな。