台湾 台北観光ツアー
1994年秋、仲間内、男4人で旅行に行こうかという話になり、 知り合いの航空会社のマネージャーに相談したところ、僕らの旅行誌に旅行記事を掲載するという条件付きで安く「台北観光ツアー」に参加させてもらえる事になった。台湾と言えばナイトマーケット(夜市)、蒋介石、金の装飾品、半導体(ICチップ)、荒れる国会などが浮かぶ。 1947年に発生した二・二八事件以降続いた「白色テロ」と呼ばれる外地人を中心とした国民党の戒厳令が解除宣言された1987年から7年後の台湾。人間がホットな台湾に向かう。
那覇空港から国際線、チャイナエアライン(中華航空公司/華航)に乗り チャイナエアラインのハブ空港がある台湾桃園国際空港に向かう。
チャイナエアラインは那覇国際空港から発着する便利な航空会社で 結構長い期間廃線せずに那覇発着国際便を飛ばしてくれている。
チャイナエアーライン航空機から見た台湾。
台湾桃園国際機場から大型バスで台北に向かう。桃園国際空港から台北市内まではバスかタクシーでしかアクセスできず結構距離もある。
※2017年3月より地下鉄MRT桃園機場駅がオープンして台北市内とのアクセスが便利になっている。
台北の宿泊情報
台北の烏龍茶屋さん
手配してもらったのが一般向けのパッケージツアーだったので、ツアーガイドに連れられて まずは「烏龍茶専門店」に。あまり関心があるわけではないが中国茶器の使い方の説明や いい茶葉の見分け方などの説明を聞く。
じっくり聞いていると意外に面白い。前から思っていたが、 中国の急須って茶碗一杯分くらいしかお湯が入らないし必ず上蓋からこぼれるよね。 あれってなんなのさ…。という疑問が解けた。どうやらこぼれていいらしい。
茶葉の説明も受けたが高い茶葉は恐ろしく高価だった。 まあ、僕は自動販売機の烏龍茶で満足しているし、 烏龍茶の茶葉なんて買った事がないので縁がないんだけどね…。
台湾夜市(ナイトマーケット)
烏龍茶講座が終わり、また団体でリムジンバスに乗りホテルに向かう。
台湾の交通事情はこれが普通なのか3車線の道路なのに5台車が並んでいる。バイクのすり抜けも激しくガンガン前に行くし、停止線はみ出してるし、信号が変わった途端スタートダッシュが凄いし
「…あの…みんなそんなに急がなくても…。」
と言いたくなるほどの混雑ぶり。
ホテルにチェックインして荷物を置いたら早速ナイトマーケットに。
台北だと士林夜市や曉河街夜市、遠場だと淡水老街、基隆夜店街などなど台湾の夜といえば「夜市」。
牡蠣、鶏、鴨、猪などの食材を使った食べ物の屋台や、 洋服やアクセサリー、レトロなパチンコゲームなど様々な屋台が並ぶ。
日本にも昔あった「蚤の市」といった感じでいわゆる「バッタもん(偽物や不正規品)」なのか、とても値段の安い衣服が売られていた。
人が溢れているし、みな早足でセカセカした雰囲気で、僕たちが外国人だという事など誰も気にしていない。
ヨーロッパの地方都市やマレーシアの山村のようにじろじろ見られるでもなく、黄色人種の国で僕らは珍しくもなく、活気にあふれていて肌の色が何色だろうがそんな他人の事はどうでもいいといった都会の雰囲気を感じる。
…まあ、僕らのんびりした沖縄から来てるからか。台北っていわゆる台湾の首都だもんね…。
台湾桃園国際機場から台北に向かうバスの中で知り合いになった女の子達と 合流し夕食を食べに行く事になった。
龍山寺近くの華西街というアーケードにある「台南担仔麺」という店の海鮮料理が美味しいという事で「あっちじゃない?」「こっちでしょ?」と道に迷いながらなんとか台南担仔麺に辿り着いた。
ガラス製の中華テーブル。なんだか珍しー。
夜市の屋台と違って店内は日本人に人気というだけありアンティークなインテリアでまとまっていてゴージャスな雰囲気。
お料理もおいしい。
この日はアーケードをぶらつきホテルに帰りビールをひっかけて終了。